昇級緒戦のサウンドトゥルーが大外強襲V…白嶺S

2月7日(土)、1回東京3日目11Rで白嶺ステークス(ダ1600m)が行なわれ、大野拓弥騎手騎乗の2番人気・サウンドトゥルー(セ5、美浦・高木登厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:37.0(稍重)。

2着には半馬身差で5番人気・ブラインドサイド(牡6、美浦・加藤征厩舎)、3着には3/4馬身差で11番人気・シンゼンレンジャー(牡6、栗東・飯田祐厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたピンポン(牡5、栗東・田中章厩舎)は、直線で進路が狭くなる不利もあり4着に敗れた。

ナンヨーマークが好スタートからハナに立ち、スザク、イースターパレードが並んで追走。さらにアールデュラン、オソレイユなどが続く。道中でも激しい先行争いが続き、馬群は縦長の展開に。直線を向くと、馬群を割って抜け出してきたブラインドサイドが先頭に立って押し切りを図る。しかし、大外から一気の脚で追い込んできたサウンドトゥルーがゴール手前で交わして差し切り勝ち。

勝ったサウンドトゥルーは今回が昇級緒戦。前走の初凪賞に続いて鋭い末脚を繰り出しての差し切りVで、一気にオープン馬の仲間入りとなった。
馬主は山田弘氏、生産者は新ひだか町の岡田スタツド。馬名の意味由来は「本当らしい、本物らしい」。

1着 サウンドトゥルー(大野騎手)
「いい脚を使いました。2着とはだいぶ離れていましたが、よく届きましたよ。最近はうまく体を使えています。この条件はベストですね」

(高木登調教師)
「鮮やかな勝ち方でした。馬は成長していますし、東京が合っていますね。次走に関してはオーナーとの相談になりますが、厳しいローテーションで使ってきましたので、ここでひと息入れ、今後につなげたいと思います。オープンでも楽しみがふくらみますよ」

2着 ブラインドサイド(四位騎手)
「セオリーなら、もう少し我慢させるところだけど、だいぶ左にもたれていたからね。出していくしかなかったんだ。地力はあり、凌げると思ったけどね。久々でもあるし、よくがんばっているよ」

3着 シンゼンレンジャー(田中勝騎手)
「じりじり伸びている。しっかり脚がたまったし、いい走りだったよ」

4着 ピンポン(戸崎騎手)
「脚は使っています。ベストは1400mでしょうが、1600mでもやれますよ」

5着 ナンヨーマーク(蛯名騎手)
「本当は行きたくなかった。こういうかたちだと体が伸び切ってしまう。うまく運べれば、チャンスがあるよ」

6着 オソレイユ(松岡騎手)
「もまれなかったのが良かった。外から動かれるのが嫌で、早めに動いたんだ。これできっかけがつかめたと思うよ」

8着 マヤノオントロジー(石川騎手)
「返し馬でも行きたがりましたね。そろっと出し、折り合いを付けました。我慢できるぎりぎりのラインでしたね。大跳びなので、すぱっとは切れませんが、力がありますよ」

10着 ダンシングミッシー(吉田豊騎手)
「行けたらハナヘ行きたかったが、昇級戦だったからね。1600mだと道中で力んでしまう。スムーズな競馬なら見直せると思うよ」

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サウンドトゥルー
(セ5、美浦・高木登厩舎)
父:フレンチデピュティ
母:キョウエイトルース
母父:フジキセキ
通算成績:24戦5勝

サウンドトゥルー

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