【フェブラリーS】1週前 好調ワイドバッハ「メイチで仕上げる」

11日、フェブラリーS(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。根岸S2着のワイドバッハ(牡6、栗東・庄野厩舎)は助手を背に坂路でメイショウイチオシ(古OP)と併せ馬。前走から10日しか経っていないが、一杯に追われて時計は4F56.4-40.4-26.0-13.1秒をマーク。先着を許したが、直線では力強い伸び脚を見せ、好調を維持している。

調教を見守った庄野靖志調教師は「競馬を使って10日目ですし、今回は中2週でのG1になりますが、緩めずにという感じです。馬場状態を考えたら十分な負荷が掛かっていると思います」と調教内容を解説する。時計に関しても、「前回の根岸Sの前は久々の52秒台が出ましたが、もともとそんなに速い時計が出る馬ではないので特に気にしていないです」と問題はなさそうだ。

中2週でのG1出走というハードスケジュールになるが、「輸送したから減るということは、もう考えなくても大丈夫そうです。前回が490キロだったので、もう少し絞れてもいいと思います。輸送を考えて調教に強弱をつける必要はなさそうです」と長距離輸送は慣れたもの。「来週は目一杯やります。ここ一発勝負みたいな感じです」と語気を強める。

昨年の11月に武蔵野Sで重賞初制覇を挙げ、初のG1出走となった前々走のチャンピオンズCでも勝ち馬から0秒5差と好走。充実期に入った愛馬に「秋以降にどんどん力をつけています。今の状態を維持し、一回使ったことによって必ず上向くんだという気持ちを持ってやってます」と期待を寄せる。「メイチで仕上げるつもりです。ワイドバッハ史上最高の状態で持って行きたいです。全部まとめて差し切ってやる気持ちです」と自信を見せた。

競馬ラボでは15日(日)にワイドバッハを管理する庄野靖志調教師への独占インタビューを公開予定です。お見逃しなく!

ワイドバッハ

坂路コースで追われるワイドバッハ(右)