期待の良血馬グレーターロンドンが余裕のV…東京新馬

2月14日(土)、1回東京5日目5Rで3歳新馬(芝1600m)が行なわれ、北村宏司騎手騎乗の1番人気・グレーターロンドン(牡3、美浦・大竹厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:37.3(良)。

2着には2馬身半差で3番人気・ルールザユニバース(牝3、美浦・尾関厩舎)、3着には1馬身半差で2番人気・ジュモートリステ(牝3、美浦・田中剛厩舎)が続いて入線した。

ややバラついたスタートからクールエイジア、ルールザユニバースがハナへ。その後ろにソングトゥソール、レッドカノーヴァらが付ける。グレーターロンドンは先団を見る形で追走する。3コーナーに入り、テイクツルが外から上がっていくのに合わせてグレーターロンドンも前へ。直線を向くとグレーターロンドンは楽な手応えのまま先頭に立ち、最後は持ったままでゴール。期待の素質馬が能力の高さを見せつけた。なお、プレツィオーゼは最後の直線で他の馬に関係なく競走を中止している。

勝ったグレーターロンドンは母が桜花賞2着のロンドンブリッジ、半姉が04年のオークスを制したダイワエルシエーロという良血馬。2度の除外があり、デビューは遅れたが、その分の乗り込み量は増加。好気配で臨んだ一戦で器の大きさを感じさせた。皐月賞まで残り2ヶ月。また新たなクラシック候補生が現れた。

馬主は窪田康志氏、生産者は日高町の下河辺牧場。馬名の意味由来は「大+母名の一部。母ロンドンブリッジをしのぐ活躍を願って」。

1着 グレーターロンドン(北村宏騎手)
「調教のときから良い感触を掴んでいましたし、スムーズに行けばやれると思っていました。自分が思っていた通りに走ってくれましたし、強かったですね。コントロールがきくので、距離が延びても対応できると思います」

2着 ルールザユニバース(後藤騎手)
「勝つにはこの形の競馬しかなかったと思います。ゲートをスッと出てセンスの良いところを見せてくれましたし、後ろから馬がきたときもしっかり反応してくれました。今日は相手が強かったですけど、この馬もすぐにチャンスが来ると思います」

3着 ジュモートリステ(蛯名騎手)
「気持ちは前向きですが、まだ緩さがあるので、位置を取りにいくとリズムが崩れそうだと思って、上がりだけ速くする形の競馬をしました。坂下では一瞬交わせるかと思うくらいでしたし、初戦としては上出来だと思います」

4着 クールエイジア(柴田善騎手)
「スタートを出たので、そのまま行きました。大人しくて乗りやすい馬で、自分のペースで走れました。使って良くなってくると思います」

5着 アキトジュピター(柴田大騎手)
「まだ攻め馬でビッシリやっていませんでしたし、戸惑うところがあったと思いますが、直線で併せる形になってからグッと伸びてくれました。柔らかい走りをしますし、これから良くなってきそうです」

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グレーターロンドン
(牡3、美浦・大竹厩舎)
父:ディープインパクト
母:ロンドンブリッジ
母父:ドクターデヴィアス

グレーターロンドン

グレーターロンドン

グレーターロンドン

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