【チューリップ賞】1週前 落ち着き十分 初重賞Vへレッツゴードンキ

26日、チューリップ賞(G3)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。暮れの阪神JF2着以来のレースとなるレッツゴードンキ(牝3、栗東・梅田智厩舎)は岩田康誠騎手が騎乗してCWコースで長めを追われ、7F93.6-77.0-61.9-48.8-36.7-12.6秒の好時計をマーク。先行した古馬500万クラスのショウナンアトラスと鼻面を並べてゴールした。

2月の初めから坂路で入念に乗り込まれ、11日に4F52.2秒、先週は4F52.5秒とハードに追われ、今週はCWコースで7F追い。非常に中身の濃い攻めを消化してきた。管理する梅田智之調教師は「放牧で馬がとぼけてるとこがあったけど、ひと追い毎にピリッとした面も戻ってきてるからね。この追い切りでまた仕上げも進んでくると思います」と、やや慎重な姿勢だが、今週騎乗した岩田騎手は「久しぶりに跨ったけど、落ち着きがありましたね。併せた相手を追いかけて内を走った分、時計も速くなった。これだけの時計で動けるのも状態がいいからだと思う」と仕上がりの良さを口にしており、いつでもレースを迎えられる態勢が整っている。

今年の牝馬クラシック戦線は東高西低ムードで、阪神JF2着のこの馬にかかる期待は非常に大きい。西の砦として、まずはこのチューリップ賞のタイトルを手に、強力関東馬を迎え撃つ構えだ。