【弥生賞】1週前 グァンチャーレ「本番から逆算して」

25日、弥生賞(G2)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。シンザン記念の勝ち馬グァンチャーレ(牡3、栗東・北出厩舎)はCWコースで単走追い。鞍上の武豊騎手が終いサッと仕掛けると鋭く反応して、6F83.3-67.1-51.8-38.1-11.9秒をマーク。ラスト1Fは12秒を切る軽快なフットワークを披露した。

その走りを見守った北出成人調教師も「前走後は放牧へ出して、本番から逆算してここから始動と決めてきた。前走時まではソエを気にするところがあったけど、ようやくパンとしてきたし、順調にここまできているよ」と期待どおりの成長を見せる愛馬の様子にニッコリ。

ここからはクラシックに向けて距離延長と相手強化が課題となるが、「今週も前半をゆっくり入ってラストは切れてた。このぐらい折り合えてたら距離が延びるのも問題ないだろう。コーナー4つも小倉で経験もしてるしね。強い馬も出てくるけど、ここで好勝負できれば次への期待が広がる。頑張ってほしいね」と師は前向きだ。

手綱をとる武豊騎手といえば、この弥生賞に過去15回騎乗して7勝、2着5回と抜群の実績を持つ、知る人ぞ知る『弥生賞男』。最強の鞍上を背に、満を持してクラシックの登竜門へ挑む。