熊沢重文騎手が障害通算200勝達成 平地・障害双方は史上初

15年3月28日(土)、2回中京5日目5Rで、14番スマートリバティー騎乗し1着となった熊沢重文騎手(栗東・フリー)は、史上4人目となるJRA障害レース通算200勝を達成した。
熊沢騎手は横山典弘騎手、松永幹夫調教師らと同期で1986年に騎手デビュー。3年目の88年にコスモドリームでオークスを勝って重賞初勝利をG1で飾り、障害でも93年の京都大障害をビックフォルテとスガハラテンジンで春秋制覇するなど活躍。2012年にはマーベラスカイザーで中山大障害を勝ち、悲願だった平地・障害双方でのG1制覇を達成している。

また、平地のレースでも791勝を挙げていて、JRAの平地・障害双方のレースで200勝達成は史上初の快挙。重賞勝利はG1・4勝を含む29勝、JRA通算1000勝まで9勝に迫っている。

【熊沢重文騎手のコメント】
「とにかく嬉しいの一言です。ひとつひとつが大事だと思っていて、積み重ねがこの数字になりました。これからも若手と一緒に障害レースを盛り上げていきたいです。
(通算1000勝という)目標となる数字があるのは張り合いになります。これからもまだまだ続けて、死ぬまでジョッキーでいるつもりなので、応援よろしくお願いします」

熊沢 重文
(くまざわ しげふみ)
1968年1月25日生まれ
[初免許年] 1986年
[所属] 栗東・フリー
[平地初騎乗] 1986年3月2日1回阪神4日目7Rジュニヤーダイオー(5着/12頭)
[平地初勝利] 1986年3月29日2回阪神3日目8Rジュニヤーダイオー(1着/14頭)
[障害初騎乗] 1987年4月11日2回阪神5日目5Rグリーンサツキ(12着/14頭)
[障害初勝利] 1987年10月24日4回京都5日目5Rグリーンサンミャク(1着/10頭)
[今年度成績] 71戦4勝(うち障害17戦3勝)
[生涯成績] 14456戦991勝(うち障害1213戦200勝)

成績は28日終了時点