【日本ダービー】皐月賞前よりも気配アップ ドゥラメンテ

【天皇賞春】皐月賞は勝ち馬をズバリ推奨！騎手の腕が超重要な長距離G1で絶対に買う1頭

提供：アナタの知らない騎手の世界
28日、日曜東京10レース・ダービー(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、皐月賞1着のドゥラメンテ(牡3、美浦・堀厩舎)は、M.デムーロ騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F53.1－38.6－12.5秒をマークした。

【堀宣行調教師のコメント】
「今日の追い切りは、馬と馬体を接した状態での折り合いを確認することを考えていました。なるべく早目にその態勢に入って、それが確認できれば直線に入ってからはジョッキーに任せるという指示でした。馬の気持ちにムラがあったというか、ハミを取るところなどをジョッキーも感じて気を付けてくれると思います。動きや終いのこなしなどは、皐月賞の前よりも更に1段階良くなっているかなと思います。

皐月賞の4コーナーでは、コーナーを曲がり切る前に早目に得意の左手前に替えたことで、爆発力、推進力のベクトルが少し向こうに寄ってしまったと思いますが、馬をどの程度の力で動かすとどう動くのかというのは競馬に行かないと分からない部分もありますし、そういった意味でジョッキーはその辺りのことを把握したと思います。稽古と競馬ではレスポンスが違うと思いますが、1回経験すれば問題ないのではないかと思います。皐月賞では想定外のこともあって激しいレースになりましたし、レース後の状態が気になったので全く問題がないかどうかの確認に時間をかけました。普通は中5週だと一旦短期放牧に出すか、在厩させるかの選択肢がありますが、馬体に痛みがあるかどうかしっかり把握しなければならないということで、在厩調整にしました。馬体の痛みはほぼなくて、身のこなしは逆に良くなっているくらいでした。

本番から逆算してレース後2週間は軽くして、2週後の週末から時計を出しています。今までと違ってその段階でも体が増えてくるぐらいですし、順調にきています。ゲート練習は皐月賞の前から同じ頻度で行っていますし、練習の段階では大丈夫です。それほど短期間で良くなるということはありませんが、悪い方には行っていませんし、着実に進歩しているなと思います。当日に平常心で落ち着いていれば、それほどコントロールは難しくないでしょうし、そういった意味で距離はこなしてくれると思います。

ゲートに関しては特に心配していませんが、まだ幼さがあってこちらが予期しないことでカーッとする場面もありますので、スタンド前のスタートでその辺りが出なければ良いなと思います。今週からCコースですし、週末に雨予報もあって馬場状態の把握に気を遣いますので、その辺りがポイントになってくるかと思います。そういう意味では、あまりどういうレースをするかと決めつけずに、この馬の能力をしっかり出すことを最優先にしたいと思います。東京の長い直線は、この馬にとって良いと思います。まだ未完成の馬ですが、与えられた期間のなかでは能力を出せるレベルに持ってこられたと思いますので、そのなかで良い競馬をお見せ出来ればと思います」

【M.デムーロ騎手のコメント】
「前走はスタートがあまり良くありませんでしたが、道中の位置取りは良かったと思います。難しさがある馬で、4コーナーでは初めての右回りが影響したのかどうか分かりませんが、あのような動きを見せました。それでも直線では凄い伸びを見せてくれて驚きました。今日の追い切りは、馬のテンションも良かったですしコンディションも問題ありませんでした。状態は前走のときよりも更に良くなっていると思います。

東京で走った経験はありますが、1、2コーナーを回るのが初めてなので、そこを気を付けたいですね。G1でポジション争いも激しくなるので、良い形で入っていければと思っています。この前スタンド前スタートでも問題なかったので、それよりもコーナーの回り方がポイントになるでしょう。枠はどこでも大丈夫ですし、一番大事なのはテンションです。当日落ち着いていれば良いですね。

ダービーは、世界中どこでも重いレースです。これまで外国人ジョッキーで日本ダービーを勝っているのは僕だけですし、今度はJRA所属ジョッキーとして勝ちたいです。頑張るので、大きな声援をお願いします」

ドゥラメンテ

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