【プリンスオブウェールズS】日本から参戦 スピルバーグは6着敗退

英国王室主催の競馬開催「ロイヤルアスコット2015」を代表するG1レース、プリンスオブウェールズS(G1)(芝2000m)が現地時間の6月17日(水)に開催。日本からは昨年の天皇賞(秋)を勝利したスピルバーグ(牡6、美浦・藤沢和厩舎)がC.スミヨン騎手とのコンビで参戦した。

道中は中団の外目でレースを展開し、直線でも一旦は伸びかかるシーンを見せたものの、そこからは内にササる形での追い上げとなってしまいラストは失速。結果は9頭立ての6着に終わり、海外挑戦はホロ苦い結果で幕を閉じた。

勝利したのはP.スマレン騎手が騎乗したアイルランドのフリーイーグル(牡4、愛・D.ウェルド厩舎)。道中は逃げ馬を見ながら2番手を追走。直線を向いて先頭に立つと一旦は1馬身半ほど抜け出す場面を見せ、最後は猛追したザグレイギャッツビーを僅かに凌いで優勝。今回がキャリア5戦目と経験こそ浅く、ここまで休養しがちの競走生活だが素質は高く評価されてきた一頭。今回も8ヶ月のブランクを感じさせない走りを披露。順調に行けば今後も大レースを賑わせてくれそうだ。

2着のザグレイギャッツビー(牡4、英・K.ライアン厩舎)は昨年の仏ダービー馬で、同年秋の愛チャンピオンSでは英・愛ダービーの覇者オーストラリアを退けた実力馬。直線では馬群をこじ開けるような形で前を猛追したが、勝ち馬には惜しくも届かず。なお、昨年の米クラシック二冠馬で、今年のドバイWCでも2着と好走していたカリフォルニアクローム(牡4、米・A.シャーマン厩舎)はレース前に出走を取りやめている。

フリーイーグル
Free Eagle

(牡4、愛・D.ウェルド厩舎)
父:High Caparral
母:Polished Gem
母父:Danehill
通算成績:5戦3勝

フリーイーグル

フリーイーグル

大接戦を制しフリーイーグルが初のG1制覇


フリーイーグル

スピルバーグ

スピルバーグは6着 秋は国内での巻き返しを誓う


スピルバーグ

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