【宝塚記念】1週前 昨年2着カレン「いい感じに仕上がりそう」

17日、宝塚記念(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。春の天皇賞3着で、昨年のこのレースで2着に入ったカレンミロティック(セ7、栗東・平田厩舎)は助手が騎乗して坂路で単走追い。終いまで一杯に追われて4F52.6-38.5-25.6-12.9秒をマークした。

前走の天皇賞は4角先頭の積極的な競馬で10番人気の評価を覆す銀メダル。その後、熱中症にかかるも、十分な間隔もあってすっかり回復。帰厩後の攻めの動きを見ても影響はほとんどないと見て良さそうだ。

平田修調教師も「天皇賞後に熱中症になったけど、今はもう大丈夫。早めに入厩させて調整も順調だよ。今週の追い切りもいい動きをしていたし、これで来週は蛯名ジョッキーに乗ってもらえばちょうどいい感じに仕上がりそうだよ」と安心した表情を見せる。

昨年の大阪杯以降は6戦して掲示板を外しておらず、初の海外遠征となった暮れの香港でも4着と、いつG1に手が届いてもおかしくない地力を付けた。今やコース、距離を全く問わないが、阪神は3勝を挙げている最も実績があるコースで、期待が高まるのは当然。テン乗りとなった天皇賞で好騎乗を見せた蛯名正義騎手がどんな策に打って出るかも楽しみな一戦だ。