【セントライト記念】サトノラーゼンに岩田絶賛「最高の追い切り」

16日、セントライト記念(G2)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。ダービー2着後、秋緒戦となるサトノラーゼン(牡3、栗東・池江寿厩舎)はCWで最終調整。稍一杯に追われた古馬オープンのオーシャンブルーの内から0.5秒追走する形で0.2秒先着する内容。タイムは5F70.3-54.8-40.3-12.5秒をマークした。

追い切りに跨った岩田康誠騎手は「ゆったりしたペースで折り合いを確認して欲しい、とのリクエストだった。道中も力みなく走れてたし、ラストも100メートルの反応が良かったね。最高の追い切りができたんじゃないの。操縦性がいいし、どんな競馬もできそう。去年のイスラボニータみたいな形でいいんじゃないかな。本番へはずみをつけていきたい」と早くも勝利へのイメージをふくらませているよう。手綱から伝わる好気配に笑顔がこぼれた。

全10戦して、一度も馬券圏内を外していない安定した走りで京都新聞杯を快勝。続く大一番の日本ダービーでは、レコード決着の2着と非凡な才能を発揮した。同世代の王者ドゥラメンテが負傷による戦線離脱中の今、サトノラーゼンに注目が高まるのは必然的なところ。クラシック最終戦へ、好ステップといきたいところだ。

サトノラーゼン

サトノラーゼン


サトノラーゼン

▲岩田騎手を背に最終追い切りを行うサトノラーゼン