【天皇賞(秋)】復活狙うイスラボニータ「ここまで順調にきている」

脚部不安による長期休養明けの毎日王冠を3着と、見どころのある走りを披露してくれたイスラボニータ。一叩きしたことにより馬体の良化が見込め、さらに去年の天皇賞(秋)の走りもあいまって、上位人気が予想される。4歳秋という競走馬として脂が乗っているこの時期に、果たして再びG1を制覇できるか。日々の育成を手がけている佐藤良児調教助手に話を聞かせてもらった。

-:イスラボニータ(牡4、美浦・栗田博厩舎)の毎日王冠当日の気配についてお聞かせください。

佐藤良児調教助手:休み明けだったのですが、いつもと変わらなかったです。若干装鞍所までに気が入っていましたが、イレ込んだりというのは無かったです。

-:レースをご覧になられてどうでしたか。

佐:疲れもなく次の週明けから坂路に乗り始めました。順調で元気いっぱいです。

-:金曜日に天皇賞1週前追い切りが行われましたが、蛯名騎手が跨ってウッドチップ単走を行った狙いと評価を教えてください。

佐:狙いは、中2週と今までで一番短い間隔でレースに向かうというのと、普段から翌週は、金曜日からやることが多いので。そして来週もう一本あるので、そんなに無理にやらず、軽めにやって来週の準備を、という感じの内容でした。まあ気持ち良さそうに走っていたので、良かったと思います。

イスラボニータ

天皇賞へ調整を行うイスラボニータ(21日撮影)


-:来週また様子を見て?

佐:そうですね。来週の水曜日に蛯名騎手に乗ってもらって追い切る予定です。

-:1回レースを使ったことによって馬に変化というものはありましたか。

佐:大きな変化はありませんが、はつらつとして元気いっぱいです。良い顔しているので、順調にきていると思います。

●次走は更なる上積み期待できる

-:今回出走する天皇賞ですが、去年は1番人気3着という結果でした。そのレースを振り返ると、いかがなものでしたか。

佐:外枠からの競馬だったのですが、強い競馬をしてくれて……。いろいろあって3着だったものの、内容自体は決して悪いようなものではなかったですし、今年も頑張ってくれると思います。

-:最後に意気込みを聞かせてください。

佐:休み明け一叩きして、上積みはもちろんあると思いますし、スムーズな競馬をしてくれれば、また良い結果がついてきてくると期待しています。

-:ありがとうございました。

佐:ありがとうございました。