【ジャパンC】史上2頭目の3歳牝馬Vへ順調ミッキー「斤量は魅力」

19日、ジャパンC(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。オークス、秋華賞の2冠を制したミッキークイーン(牝3、栗東・池江寿厩舎)は、CWコースで古馬1000万のエアカミュゼを0秒4追走し、ゴールではクビ差先着。騎乗した浜中俊騎手が軽く気合を付けるとスムーズに加速して6F85.9-69.2-53.6-39.2-11.8秒をマークした。

「いつも通りにこられていますね。馬体も緩んでいませんし、特に気になるところはなかったですよ。内回りの2000mだった秋華賞は位置取りとか考えることがありましたが、この条件ならそれほど考えなくてもいいかな」と浜中騎手もパートナーに全幅の信頼を寄せる。

前走後は牝馬同士のエリザベス女王杯ではなく、牡馬の強豪が相手のジャパンCを選択。これについて管理する池江泰寿調教師は「前走後は3つの選択がありました。エリザベス、ジャパンC、休養させる。使うのであれば、日数に余裕があるここ、と思っていました。53キロの斤量は魅力ですしね」と説明。馬の状態に関しても「馬体も変わりなくこられていますよ」と順調さをアピールしている。

勝てば2012年のジェンティルドンナ以来、史上2頭目となる3歳牝馬での勝利。近年は牝馬の活躍が目立つレースで、とりわけ53キロで出走できる3歳牝馬の活躍が光っている。オークスを勝った舞台で、厩舎の先輩ラブリーデイらの牡馬を粉砕し『絶対女王』となれるか。その走りは大いに注目だ。

ミッキークイーン

ミッキークイーン