【名古屋GP】アムールブリエが圧巻のレースで重賞3勝目!

12月23日(水)に名古屋競馬場で行われた交流重賞・第15回名古屋グランプリ(Jpn2)(3歳上 別定 1着賞金:3100万円 ダート2500m)は、浜中俊騎手騎乗の2番人気・アルームブリエ(牝4、栗東・松永幹厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:45:7(稍重)。

2着は1馬身差で5番人気・ニホンピロアワーズ(牡8、栗東・大橋厩舎)、3着は1馬身半差で1番人気・カゼノコ(牡4、栗東・野中厩舎)が続いて入線。

コースを約2周する長丁場のレース。まずポンっとスタートを切ったのはエーシンモアオバー。外からニホンピロアワーズが番手を確保。すぐ後ろにサイモンロード、アムールブリエ、エアマデレーンで第1コーナーに差し掛かり向正面。ゆったりとした展開のまま2周目へ。前方にいた地方勢はややポジションを下げて、エーシンモアオバー、ニホンピロアワーズ、アムールブリエ、ソリタリーキング、カゼノコの順に並び向正面から一気にレースは動く。
先頭のエーシンモアオバーは苦しくなり、まずはニホンピロアワーズが抜け出しを図るも、一度気合を入れると鋭く反応したアムールブリエが手応えよく先頭へ。鞍上の浜中騎手がしきりに後方を振り返り、ソリタリーキングとカゼノコが併せ馬で脚を伸ばすも、ほぼ持ったままの手応えでアムールブリエが重賞3勝目を決めた。

勝ったアムールブリエは今年のシリウスSを制したアウォーディーの半妹。前走は、G1初挑戦となるJBCレディスクラシックに挑戦するも4着に終わったが、ダート女王サンビスタが引退し、その有力な後継候補として今後の重賞戦線でも注目の1頭。そして兄妹対決にも注目が集まる。

馬主は前田幸治氏、生産者は米国のNorth Hills Co. Ltd.、馬名の意味由来は「愛燦燦(仏)」。

【浜中俊騎手のコメント】
「馬の調子はすごく良くて、JBCなどG1にも出走して、いい結果を得る事は出来ませんでしたが、更に成長した姿を見せてくれました。サンビスタを破った、この馬の力を発揮してくれました。レースは距離が長いので、この馬に合うと思っていて、3番手からの競馬になりましたが、スタートが良かったので、自然と流れに乗れました。

予想通りの展開でしたが、ずっと手応えがよかったので、正直ずっと安心して乗っていました。ニホンピロアワーズを目掛けてスパートしましたが、それ以外は何もしていないです。4コーナー過ぎてからは馬の力が抜けていたので、捕まっているだけでした。これから益々活躍を期待される馬だと思うので、頑張って欲しいです。

自身の今年は勝ち星は減ってしまいましたが、G1でもいいレースがあったりと充実した一年になりました。今日は雨でしたが、たくさんの方が応援して頂いたおかげで、アムールブリエも頑張ってくれました。来年以降もこの馬の活躍を期待して応援してください。ありがとうございました」

アムールブリエ
(牝4、栗東・松永幹厩舎)
父:Smart Strike
母:Heavenly Romance
母父:Sunday Silence
通算成績:17戦7勝
重賞勝利:
15年名古屋GP(Jpn2)
15年エンプレス杯(Jpn2)
15年ブリーダーズGC(Jpn3)

アムールブリエ

アムールブリエ

アムールブリエ

アムールブリエ

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。