【フェブラリーS】1週前 歴史的偉業なるかコパノリッキー

12日、フェブラリーS(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。前走、東京大賞典で4着だったコパノリッキー(牡6、栗東・村山厩舎)は小崎綾也騎手(レースでは武豊騎手が騎乗予定)を背にCWコースで併せ馬を行い、6F88.1-70.2-53.9-39.3-12.4を馬なりで記録した。

内を4歳500万のザイディックメアが0.2秒先行し、外を古馬オープンのトウシンモンステラが1.0秒追走するという調教には、ある思惑が。村山調教師が「前と後ろに馬を置いて、直線はそれを割ってくるイメージで。実戦を想定して、最後で抜き返す練習をやりました。思っていた通りの動きを見せてくれましたね」と、話すように本番を見据えてのリハーサルを行い、トウシンモンステラに0.2秒先着した。

「前走は行く馬がいなくてハナを切ったんですが、思っていた以上に競りかけられてしまいました。控える競馬もできる馬なので、今回はハナにはこだわらないですよ」と、ここ2走は陣営の思い描く競馬をすることが出来なかった同馬が、普段とは違った競馬をする可能性を示唆した村山師。前人未到の3連覇に向けた盤石の備えを陣営は怠っていない。

コパノリッキー