【桜花賞】2歳女王メジャーエンブレム「精神的な強さが出てきて素晴らしい」

6日、桜花賞(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、クイーンC1着のメジャーエンブレム(牝3、美浦・田村厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F65.6-50.1-37.0-12.0秒をマークした。

【田村康仁調教師のコメント】
「無事に最終追い切りが終わって、馬も大丈夫ということなので安心しています。昨年欲しかった2歳女王というタイトルを取ることが出来て、その後キッチリと休養を挟んで今年初戦のクイーンカップに臨みました。放牧から帰ってきて暮れのG1のときよりも更にパワーアップしているなという印象があったので、良い内容の競馬になるだろうなという予感はしていましたけど、まさかあれほど時計を詰めて、強烈なラップを刻んでということまでは予想していなかったからビックリしました。

非常に優秀な時計で勝ったので、しっかりと放牧先で疲れを取ってあげて、ゆっくりと立ち上げていって更に体をパワーアップさせて厩舎の方に戻してきました。先週かなりキツい調教で馬は出来上がっていたので、今週は前に馬を置いて追い切りました。それでも動いてしまう馬ですから、少し離れた前に馬を置いてそれを追いかける形で最後はある程度走らせるように、という指示で調教をしました。良い内容だったと思います。クラシックに臨むこの時期はキツい競馬が多くなってくると思いますし、精神的に段々しんどくなってくるのが常ですけど、この馬はとても気分転換が上手です。

元々非常に高い身体能力を持ち合わせていましたが、ここ数か月の間に目に見えない精神的な強さが出てきて素晴らしいと思います。どのような競馬をするかはまだ何も考えていませんが、いろいろな形の競馬を想定しながら稽古をさせてきました。あとは当日ルメール騎手と相談して決めようと思っています。彼女が力を発揮できるような競馬をさせてあげることが良いのかな、と今は思っています。

昨年初めて阪神ジュベナイルフィリーズに行ったときに、阪神のファンの皆さまから温かい声援をいただきましたし大きな祝福をしていただいて本当に有り難かったなと思っています。当日は、あのときよりも馬が良くなっているね、と褒めていただけるような状態でパドックの周回が出来ると思っています。彼女は一生懸命走るので、どうか応援してあげていただきたいなと思っています。よろしくお願いいたします」

メジャーエンブレム

メジャーエンブレム

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