【皐月賞】マウントロブソン堀師「バランス良く順調に成長」

14日、皐月賞(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、スプリングS着のマウントロブソン(牡3、美浦・堀厩舎)は、T.ベリー騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.3-53.9-40.3-12.5秒をマークした。

【堀宣行調教師のコメント】
「前走後は在厩調整をしていますが、思ったより疲れがなかったので順調に乗り込めています。前走は直線で舌を出すところがあったので、この中間はその修正をテーマに考えてきました。今日の追い切りは、ジョッキーにこの馬の特性を掴んでもらうことを考えていました。今日は馬場が悪くなってしまいましたし、まだトモに弱さがあるので全体量としてはやりたくないと考えていましたが、ちょうど良い追い切りが出来ました。舌を縛った効果もあって気の悪さを出しませんでしたし、先頭に立つとフワッとするところはありましたが、舌を縛る前よりは良かったので修正の目標は達成できたかと思います。

まだ体が緩いですし気性が不安定なところはありますが、前走はその矯正も含めて結果を出してくれましたしジョッキーが上手く乗ってくれました。去年の秋頃より、放牧を挟んでから馬がしっかりしてきました。前走の前は、急仕上げで使ったことと移動の反動もあって歩様がギクシャクするところがありましたが、前走を使った後は歩様も良くなりましたし一番健康状態が良いと思います。まだ気性が不安定なところがありますし、体の方もトモがもうひとつなので、出来れば好枠を引いて馬場の良いところを通りたいと思います。取り立ててここが良いというよりも、バランス良く順調に成長してきて上昇気配でG1に向かえることが良いと思います」

【T.ベリー騎手のコメント】
「今日の追い切りは、自分に任せてもらう部分があったので本番を想定しながら乗りました。落ち着いていそうなタイプですし、リラックスして走っていて最後まで手応えが良かったです。この馬の前3戦を見ましたが、後ろからでも好位からでも終いに良い脚を使っていたのでレースが楽しみです。競馬の映像を見てもリラックスしているように見えましたし、今日も落ち着いて調教が出来たので特にイメージのギャップはありませんでした。

今のところどう乗るか特に決めてはいませんが、枠順が決まってから先生と相談します。真ん中くらいの枠に入れば自由にポジションを取れるのではないかと思いますが、外枠を引いたら後ろからになるかもしれません。今日の重いウッドでも走れていましたし、レースでも少し重い馬場で走ったようなので当日に馬場が悪くなっても大丈夫だと思います。前回来日したときには多くの方にサポートしてもらいましたし、今回の来日でも良い結果を残せるように頑張りたいです」

マウントロブソン