【日本ダービー】1週前 エアスピネル笹田師「距離もコースも問題ない」

18日、日本ダービー(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、皐月賞で4着のエアスピネル(牡3、栗東・笹田厩舎)が武豊騎手を背に坂路で古馬500万のメイショウワカアユを0.6秒追走して同入。馬なりながら4F52.3-37.9-24.6-12.2秒の好タイムで登板した。

管理する笹田和秀調教師は「前走は速いペースを追いかけて前を捕まえにいったし、直線で不利もあったしね。今回は2400mで道中のペースも変わってくるが、センスのいい馬で距離、コースは対応できると思っています」と初コースに対する不安はない様子。

「中間、皐月賞から更にワンランクアップを目指せるようにつくってきました。追い切りはジョッキーを乗せて好時計で動けています。状態も上がっていますよ」と自信を示した。

母はオークスで2着しており、父は言うまでもなくダービー馬。距離延長となるが、クラシックホースの血を受け継ぎ、何より、ダービー5勝の名手が手綱を握る。朝日杯FS2着の雪辱をこの大舞台で果たし、悲願のG1制覇となるか目が離せない。

前走、青葉賞2着のレッドエルディスト(牡3、笹田厩舎)が四位洋文騎手を背に坂路を駆け登った。馬なりで追われ4F53.2-39.2-25.8-12.8秒をマーク。

笹田和秀調教師は「今週はジョッキーを乗せて馬なりで。これで十分じゃないかな。まだ成長途上の馬だけに上積みも見込めるし、実際、使いつつ馬も成長してきてますから。前走でもまだ緩さもある中であれだけのパフォーマンスを見せてくれた。ダービーが楽しみになるレースをしてくれたんじゃないかな」と期待を込めたコメント。

今年デビューながらも、安定感のある走るで連勝。重賞初挑戦の前走でも、上がり最速を繰り出し2着まで迫った。師が語るように成長途上だが、上昇度ではメンバー随一。続けて同じ条件を走る事もプラスで、侮れない1頭となりそうだ。

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