【イスパーン賞】エイシンヒカリが10馬身差圧勝で海外G1連勝!なるか?凱旋門賞挑戦!

現地時間5月24日(火)、フランスのシャンティイ競馬場でイスパーン賞(G1)(4歳上 1着賞金:14万2850ユーロ 1800m)が行なわれ、日本から武豊騎手とのコンビでエイシンヒカリが出走。10馬身差の圧勝で海外G1連勝を果たした。勝ちタイムは1.53.29。

エイシンヒカリは好スタートを決めたが、地元馬にハナを譲る形になり、2番手からの競馬。リズムが崩れたかに思われたが、直線に向いて楽な手応えで抜け出すと、後続をあっという間に引き離し、終わってみれば10馬身差をつける圧勝。水分を含んだ重い馬場を物ともせず、初の欧州遠征を見事に飾った。

今後は予定通りならば、6月15日(水)に行われる英・ロイヤルアスコット開催のプリンスオブウェールズS(G1)への転戦を予定。また、今年の凱旋門賞はロンシャン競馬場の改修のため、シャンティイ競馬場で行われる予定で、凱旋門賞参戦の可能性も浮上しそうだ。馬主は栄進堂。生産者は新ひだかの木田牧場。馬名の意味由来は「冠名+超特急の名称より」。

2着はダリヤン(牡4、仏・A.ドゥロワイエデュプレ厩舎)、3着はシルバーウェーヴ(牡4、仏・P.バリー厩舎)が続いて入線している。

【坂口正則調教師のコメント】
「逃げるレースをイメージしていたので、今日のレース展開には驚きましたが、武 豊騎手が判断良く馬場の渋っていない外側を回ってきてくれました。2番手に控えて競馬が出来たこと、それで勝てたことは、大きな収穫です。これで胸を張って、イギリスのロイヤルアスコットに向かえますね」

【武豊騎手のコメント】
「強い相手に強い競馬ができました。また、ディープインパクトの子供でフランスのG1を勝てたのはとても嬉しいです。馬のコンディションは非常に良く、日本でのレースよりも落ち着いているぐらいでした。スタートしてもっと行きたがるかと思いましたが、初めてのコースで少し用心した分、二番手の形になり、しっかり折り合えたのかもしれません。直線少し促したら素晴らしい反応でした。とても収穫のあるレースでしたので、この後のイギリスも楽しみです。シャンティイは非常に走りやすく、この馬にも合っているようなので、私個人としては、秋に同じ舞台に戻って来たいと感じました。引き続きこの馬への応援をお願いします」

エイシンヒカリ
(牡5、栗東・坂口則厩舎)
父:ディープインパクト
母:キャタリナ
母父:Storm Cat
通算成績:11戦9勝
重賞勝利:
16年イスパーン賞(G1)
15年香港カップ(G1)
15年毎日王冠(G2)
15年エプソムC(G3)

エイシンヒカリ

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