【宝塚記念】ドゥラメンテ海外帰りも不安なし ミルコ「日本で一番強い」

22日、宝塚記念(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。
昨年の二冠馬ドゥラメンテ (牡4、美浦・堀厩舎)は、助手が騎乗し、同じく宝塚記念に出走するサトノクラウンと馬なりで併せ、ラストは同入する形でフィニッシュ。タイムは5F68.9-53.7-39.2-12.5秒をマークした。

初の海外遠征となった前走のドバイシーマクラシックでは落鉄するアクシデントもあり2着に敗れたが、その力がワールドクラスであることをアピール。秋には凱旋門賞挑戦も予定されているだけに、日本最強馬としてここは負けられない一戦になる。

ドゥラメンテ

サトノクラウンの内に入り、手応え十分に同入したドゥラメンテ


ドゥラメンテに騎乗するM.デムーロ騎手の一問一答は以下の通り。

●初の海外レースで2着 秋に向けてもここは落とせない

-:先週、追い切りに騎乗されたということでしたけれども、その時の動きというのはどのようなものでしたか?

Mデムーロ騎手:すごく良かったです。馬に疲れは無いみたいです。ドバイへ行った時のように元気みたいです。

-:メンコを外しての調教だったと思いますが、その辺りの気性的な成長、効果はいかがだったでしょうか?

デ:ドバイの時もメンコが壊れて耳が一個だけ外に出ていました。あの時の競馬も大丈夫だったし、普段も先生とも話したけど、問題ないみたい。ちょっと大人になったね。

-:前走のドバイシーマクラシックは2着でしたが、振り返っていただけますか?

デ:そうですね、負けて残念だった。落鉄したのにあのパフォーマンスで、勝ったポストポンドはかなり強かったです。だから(レース内容は)悪くはないと思います。レベルは高いです。

●ここで名実ともに日本最強を示し、いざフランス、凱旋門賞へ

-:そして今回、コースが阪神の2200mになりますが、その辺りはこの馬にとってどうでしょう?

デ:そうですね、初めての阪神です。内回りで直線は短いけど、大丈夫だと思う。頑張る。

-:レースのイメージというのはできていらっしゃいますか?

デ:もちろん、キタサンブラックは前回逃げてるからね、前に行くだろうけど、ドゥラメンテはリズムが決まれば自分のポジションでいけるから、なんでもできると思う。イメージは大体それです。キタサンブラックが逃げてると、トーホウジャッカルも前に行くだろうし、アンビシャスは引っかかるかもしれないし。相手もみんな強いですね。自分のリズムで頑張ろうと思う。

ドゥラメンテ

帰国初戦も仕上がりに不安はない


-:位置取りは大体これぐらいがいいな、というのはありますか?

デ:やっぱり内回りは4コーナーでいいポジションがいりますね。後ろからはちょっと厳しいです。

-:ミルコさんが乗っていて、この馬のすごいな、と思う部分はどんなところですか?

デ:ゴールの時はいつも1着で、前走はちょっと残念で可哀想だったけど、その前まではいつも1着でこの馬はすごいなと思った。賢い馬だと思います。

-:では、世界に向けてのレースになると思いますが、ファンの皆さんに向けてのメッセージをお願いします。

デ:ドゥラメンテは今、日本で一番強い馬だと思います。今回は本当に勝ちたいですね。みんないつも応援してくれてありがとうございます。今週もガンバリマス。