【天皇賞(秋)】1週前 ラブリーデイ連覇に手応え「今年もチャンスはある」

ラブリーデイ

3頭併せの中がラブリーデイ

20日、天皇賞(秋)(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

昨年の覇者で、前走、京都大賞典3着のラブリーデイ(牡6、栗東・池江寿厩舎)は、CWコースでサトノノブレス、サトノアラジンと3頭併せの調整。2頭に遅れを喫したが、鞍上が脚色を計りながらのもので、6F83.8-68.2-53.4-39.2-11.8秒とラスト1Fは12秒を切るタイムで軽快に駆け抜けた。

手綱をとったC.ルメール騎手は「道中で少し行きたがった。直線は我慢していたけど、すぐにアラジンがまくってきたからね。遅れたけど、コンディションは大丈夫。2000mはこの馬にとってちょうどいい距離。今年もチャンスはあるよ」と併走遅れは全く気にしていない様子。池江泰寿調教師も「元気が良すぎて引っ掛かっていましたが、元気があるのが何より。去年と比べても状態は遜色ありません」と状態面に太鼓判を押す。連覇へ向け、順調な仕上がりを見せている。

前走、毎日王冠5着のステファノス(牡5、栗東・藤原英厩舎)は、CWコースで鮫島良太騎手(レースは川田将雅騎手が騎乗予定)を背に単走で追われ、終始楽な手応えのまま5F69.5-53.4-38.7-12.1秒を計時。久々をひと叩きされて一段と素軽さが増してきた。

「予定通りだね。思い通りの調整ができている。海外帰りだった去年と違って調教もしやすい。力は五分と見ている。うまく乗った馬がくるんじゃないか」と追い切りを見届けた藤原英昭調教師も、愛馬に十分チャンスありとニッコリ。昨年の2着馬が虎視眈々と逆転を狙っている。

ステファノス