【ジャパンC】1週前 キタサンブラックは更に進化「鍛えがいがありますよ」

キタサンブラック

16日、ジャパンC(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、京都大賞典1着のキタサンブラック(牡4、栗東・清水久厩舎)は、黒岩悠騎手(レースでは武豊騎手が騎乗予定)が騎乗してCWコースで古馬1000万のワキノヒビキを0.5秒追走。直線半ばでパートナーと馬体を併せると、最後は鞍上の左ステッキに応えてグッとひと伸び。6F79.5-64.7-50.8-37.6-11.9秒で1馬身先着を果たした。

清水久詞調教師は開口一番「いい追い切りができましたね」と満面の笑み。「長めから、外を回って最後までしっかり。言うことないですね。最後で抜け出す形になりましたが、フワっとする面も見せなかった。良かったと思いますよ」と愛馬の動きを大絶賛だ。

3歳時は常に距離不安を囁かれたが、一戦毎にその評価を覆し、今や日本のトップホースに上り詰めた。「前走は控える競馬できっちりと結果を出してくれた。とてもお利口さんな馬だし、どんな競馬ができるということを証明してくれました。秋2走目はここと決めていたし、前走はいくらか余裕のあるつくり。その分、伸びしろもありますから。けさでも、戻ってきたらケロッとしてたぐらい。鍛えがいがありますよ」と更なる進化を見せている。

東京の2400mはダービーでデビューから唯一の大敗を喫しているコースだが、東京コース自体は初戦、2戦目を快勝していて輸送や左回りの適性については何ら不安はない。鞍上にジャパンC史上最多となる4勝目をプレゼント出来るか。抜群の自在性と安定感を武器に3つ目のG1タイトルを獲りに行く。

キタサンブラック
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