【フェブラリーS】1週前 3勝目を狙うコパノリッキー「この季節は合っている」

コパノリッキー

フェブラリーS(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、東京大賞典5着のコパノリッキー(牡7、栗東・村山厩舎)は8日、CWコースで武豊騎手を背に単走で追われ。6F81.6-65.6-51.2-37.8-12.6秒をマーク。この追い切りはブリンカーを着用して行われたが、村山明調教師は「ちょっと効きすぎ」とのジャッジ。とはいえ、そのフットワークは実に力強く、年齢による衰えは全く感じられない。

「最近は生ズルイ面をみせているのでブリンカーを着けて追い切ってみました。ただ、ちょっと効きすぎたのか行きたがるところがありましたね。レースで着けるのはやめます。2走前は外から次々にこられてしまったし、東京大賞典はハナに行って他馬の目標にされてしまいましたから。決して状態は悪くないんです。この季節は合っているし、元気はいいので」と前人未踏のフェブラリーS3勝目に意欲を見せる。

前走、東海S12着のインカンテーション(牡7、栗東・羽月厩舎)は9日、羽月友彦調教師自らが手綱をとって坂路に入り、古馬1000万のキングブレイクと鼻面を併せてゴール。時計はエラーとなったが、リラックスした雰囲気で駆け上がった。

師も「時計はエラーでしたが、51秒台だと思いますよ。それほど時計が出ない馬にしては上々だし、最後まで諦めずに走っていました。前走は期待していたんですが、ゲートが悪かったし、他馬と接触してエキサイトしてしまってレースにならなかった。まともならあんなに負けることはなかったと思います。中間はゲート練習もやってきた。マイルは問題ないと思いますし、本番は無事にいいスタートを切って欲しいですね」とコメント。2年前の2着馬が虎視眈々と反撃の機会をうかがっている。