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【ヴィクトリアM】ルージュバック豪快「女の子から大人の女性になってきた」
2017/5/10(水)
10日、ヴィクトリアM(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。
前走、金鯱賞8着のルージュバック(牝5、美浦・大竹厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.6-38.3-12.7秒をマークした。
「前走は1枠を引いてしまったので、あまり枠のことを考えずに競馬をしようと思っていました。ジョッキーも特に枠にはこだわらず、しかも出が良かったので厳しいポジションにはなりましたが、この馬の戦法の少なさを補う競馬はしてくれたのかなとは思っています。去年もヴィクトリアマイルを使っていますが、なかなか最後エンジンがかからずかかったところでゴールという感じだったので、その辺りを踏まえて今回は調整をしてきたつもりです。放牧先でもしっかり乗っているので果たして放牧という表現が適当なのかは分かりませんが、馬がどこの場所にいてもしっかり連携を取ってこの馬の状態をお互い把握しています。今回に関しては少し絞り切れないということで、帰厩してからより一段いつも以上に負荷をかける流れにはなっています。良いのか悪いのかは判断し辛いですけど、さすがに5歳の牝馬ということでドッシリ構えた部分が出てきたかなと思います。
追い切りに関しても、いつもは僚馬を引き離すような脚を見せますが、先ほども言ったように良いのか悪いのかちょっとズブさが出てきているのかなという印象は受けています。女の子から大人の女性になってきた、みたいな感じですよね。この馬はこれまでのデータを見ると、理由は分かりませんが牝馬限定戦に関してはあまり成績が良くないので、今回もそれがどう出るかですね。以前はよく尻ッパネをしていましたが、馬が大人になってきた今も少しやっています。そういう面がないよりはあった方が良いのかな、とは思います。今まで戦ってきた相手がこの年になっても一同に会せるのは素晴らしいことだと思いますし、そのなかで良い成績が出せればこれまでのモヤモヤした気持ちも一気に晴れるのかなと思っています。何とか頑張ってくれればなと思っているので、応援をよろしくお願いします」
「いつもはゲートを出てからリズム良く運んでいましたが、前走は1番枠でしたし前めの位置を取れるように前半から少し出していきました。道中のリズムは良かったですけど、直線で上手く捌けず前に十分なスペースもなく、力を出し切れずに終わってしまいました。デビュー当時から高いポテンシャルを持っている馬ですし、状態が大きく変わるタイプでもないのでずっと良い状態できていると思います。クラシックの頃からG1を取れる馬だと言われていましたが、そのなかでまだひとつも取れていないのは心残りですし責任を感じています。能力の衰えはありませんし、追い切りに乗ってはいませんが見る限り仕上がりは悪くないと思います。直線の長い東京コースは合っていますし、前走で前半から出していったことが今回に繋がるのではないかと思っています。自分自身がしっかり乗ってあげられれば、結果はついてくると思っています。ファンの多い馬ですし、自分としてもこの馬とのコンビでG1を勝ちたい気持ちは強いです」
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