【日本ダービー】2頭出しで初の夢舞台へ クリンチャー&キョウヘイの宮本厩舎

クリンチャー

日本ダービー(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、皐月賞4着のクリンチャー(牡3、栗東・宮本厩舎)は17日、藤岡佑介騎手を背にCWコースを単走で追われ、終い軽く仕掛けられるとゴールまで軽快な足取りで6F82.5-66.7-52.1-38.5-12.3秒をマーク。同じ宮本厩舎でNHKマイルC14着のキョウヘイ(牡3、栗東・宮本厩舎)は軽めの調整に終始した。

宮本博調教師は「クリンチャーは外枠から先行する形。結果的に早めに先頭にでる競馬で厳しくなったけど、その中でしぶとく踏ん張れたからね。強い競馬ができたと思う。1週前もビシッと攻めたし、調教駆けしなかった馬が最近は動けるようになってる。力をつけていますよ。キョウヘイは前走が思ってたよりもイレ込んでしまったからね。週末にサッとやって、来週にそなえるよ。落ち着いて臨めるように考えていきたい」と力強く話す。

開業14年目の宮本博厩舎は京都新聞杯を勝ったベストメンバー、皐月賞3着のウインフルブルームでダービー出走のチャンスがあったが、ともに故障で断念。後者はレース前日に無念の出走取消という苦い経験を持っている。2頭出しで挑む夢の大舞台で無念を晴らすことが出来るか注目だ。

キョウヘイ