【ジャパンC】ダメージ無く良い状態サトノクラウン「動きも精神面もパーフェクト」

サトノクラウン

ジャパンCに向けて追い切りを行うサトノクラウン

23日、ジャパンC(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、天皇賞(秋)は2着だったサトノクラウン(牡5、美浦・堀厩舎)は、R.ムーア騎手を背に(レースではM.デムーロ騎手が騎乗)南ウッドチップコースで追われ、4F54.5-38.4-14.0秒をマークした。

【森助手のコメント】
「前走は一昨年、去年と結果を出していない舞台でしたが今年は2着でしたし、直線では勝ち馬が抜け出して厳しいかと思ったものの1完歩ずつ詰めているので、負けはしましたが良い内容だったと思います。前走の馬場がだいぶ重い馬場だったので疲労がどのくらいか見極めながら進めてきましたが、大きなダメージも無く調整できていますし良い状態できています。

前走のときの最終追い切りは単走でしたが、先週の1週前追い切りが単走で終いにフワフワしていたので、そこを矯正する意味で今回は3頭の併せ馬でやりました。ムーア騎手がこの馬のことを気に入っていて好きなので乗ってみたいと言っていましたし、厩舎としてもジョッキーが追い切りに乗ってどう感じるか聞いてみたかったので、レースでは別の馬に乗りますが追い切りではムーア騎手に乗ってもらいました。

競馬を1回使っているので終いを確かめる程度でしたが動きは良かったですし、ムーア騎手も、馬が年を重ねてやることが分かってきているし動きも精神面もパーフェクトだと話していました。去年の秋は香港に遠征しましたが、今年は天皇賞の前から秋は国内に専念するローテーションを考えていましたし、東京2400の舞台で是非使いたかったのでジャパンカップを使うことにしました。この舞台はダービー以来になりますが、ダービーも負けはしたものの良い内容の3着でしたし、終いも良い脚を使っていたのでこの馬にとって良い条件かと思います」