【阪神ジュベナイルF】ロックディスタウンなどが登録!今年のポイントは?

ロックディスタウン

ロックディスタウン vs ラッキーライラック
新種牡馬の産駒がG1の舞台で激突!

12月10日(日)、阪神競馬場で行われる第69回 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)(2歳牝 国際 指定 馬齢 芝1600m)の特別登録23頭が発表された。

ジャパンカップにも出走していた昨年の勝ち馬ソウルスターリングを筆頭に、近年はメジャーエンブレム、レッツゴードンキ、ハープスターほか。それ以前もホエールキャプチャ、アパパネ、ブエナビスタなどの好走馬が、後のクラシックはおろか、その後のビッグレースを賑わせている。G1ではあるが、牝馬の出世レースともいえる。

レース傾向としては、後の活躍馬を数多く輩出していることもあってか、比較的平穏傾向。昨年は1.2.3番人気、一昨年は1.10.3番人気の決着だった。

好走馬のステップをみると、2012年に東京マイルの重賞アルテミスSが設けられて以降、[1.3.1.5]の成績。尚且つ連対していた馬は5頭中4頭が馬券に絡んでいる。そもそも前走が重賞で馬券圏内に入っていた馬の好走率が高い。

また、例年、同日に香港国際競走が行われることもあって、乗り替わりも多々見られるが、それに反して乗り替わりは減点。過去10年でも[1.6.5.75]とデータ的にはマイナスだ。

脚質別では、外回りコースということもあって、差しがきく。上がり最速馬が[4.3.0.4]と好成績を残せば、上がり2位、3位の馬も成績は優秀。ただ、昨年のソウルスターリングや一昨年のメジャーエンブレムのように、過去10年で先行して連対した4頭は、その後に重賞を制していることも興味深い。

今年は札幌2歳Sを制したロックディスタウン、アルテミスSの勝ち馬ラッキーライラックと、奇しくも新種牡馬オルフェーヴルの子どもたちが主格を担う点は注目。 ロックディスタウンは8月の新潟芝1800m戦でデビュー勝ち。当時の2着馬タイムフライヤーは京都2歳ステークスで2着、3着馬シャルドネゴールドは葉牡丹賞でも2着惜敗しているように、相手が揃っていた中でのパフォーマンスだった。札幌2歳ステークスはコーナー4つの競馬にもしっかり対応。初戦はスローの瞬発力勝負、2戦目は持続力を求められる一定のペースで流れるレースと、異なる競馬に対応出来たことは大きい。あとは直前輸送がどう出るか、といったところか。

ラッキーライラックは夏の新潟芝マイル戦で初陣を飾った。好位抜け出しで、時計、上がりともに際立った数字ではなかったが、レースセンスの良さが光った。アルテミスSでは良馬場発表も、ぬかるんだ馬場を物ともせず差し切り。初の関東圏での競馬も克服。馬体重もプラスだったことは頼もしい。今回は輸送の短い、関西圏での競馬という地の利もありそうだ。

なお、ファンタジーSで1番人気に支持されたアマルフィコーストは回避となった。登録馬、騎手想定は以下のとおり。

【収得賞金順】
ロックディスタウン 54 ルメール
ベルーガ 54 ○○
ラッキーライラック 54 石橋脩
コーディエライト 54 和田竜
レグルドール 54 高倉

サヤカチャン 54 松岡
マウレア 54 戸崎
マドモアゼル 54 松田
モルトアレグロ 54 吉田隼
リリーノーブル 54 川田

【抽選対象(8/12)】
グリエルマ 54 小牧太
サウンドキアラ 54 武豊
スカーレットカラー 54 太宰
ソシアルクラブ 54 福永
トーセンアンバー 54 横山和

トーセンブレス 54 柴田善
ナディア 54 四位
ノーブルアース 54 ○○
ハイヒール 54 藤岡康
モズスーパーフレア 54 松若

ラスエモーショネス 54 国分優
ラテュロス 54 北村友

【回避】
アマルフィコースト

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。

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