【チャンピオンズC】グレンツェント&ノンコノユメの強力2頭出し 加藤征厩舎

グレンツェント

チャンピオンズCに向けて追い切りを行うグレンツェント

29日、チャンピオンズカップ(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、JBCクラシックで5着だったグレンツェント(牡4、美浦・加藤征厩舎)は、ボウマン騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.0-53.2-39.0-13.1秒をマークした。

【加藤征弘調教師のコメント】
「前走後も疲れは全くありません。先週に6ハロンから時計を出し始めて、今週はレース当該週なので5ハロンからやりました。今回は中3週ありますし、ある程度の負荷をかけて、追走してどういう反応かということと、併せた相手に取りついたときにどういう性格の変化を見せるかということをジョッキーに分かっておいてもらいたかったので、3頭併せの内に入っていきました。

この秋はチャンピオンズカップを使いたいと思っていましたが、1月に同じコース条件で勝ったことが大きいですね。中京1800はクセのあるコースで流れも微妙なので巧拙を問われると思いますし、東海ステークスで上手に走れたことは良かったと思います。

この馬はまだ本当のG1の厳しい流れに対応したことがありませんし、流れに乗りながらしっかり脚を溜められれば良いと思っています。東海ステークスを勝った後の2戦は精神的なものもあって好走できませんでしたが、リフレッシュした前走は好走してくれましたし今回も頑張ってもらいたいです」

【ボウマン騎手のコメント】
「馬のことを知るためには追い切りに乗るのが良いので、水曜日の最終追い切りに乗りました。馬の状態は安定していますし、こちらが促さなくても馬が自分から走っていってくれたので良い状態だと思いました。前半は馬場が緩かったですが、ラスト200メートルで押し出してからは良いアクションで走ってくれました。

まだ作戦は考えていませんが、枠順が決まってから加藤先生と相談していきたいです。オーストラリアにはダート競馬が無いので経験が少ないですけど、楽しみにしています」

前走、武蔵野ステークスで4着だったノンコノユメ(セ5、美浦・加藤征厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.5-54.3-39.8-14.0秒をマークした。

【加藤征弘調教師のコメント】
「前走から中2週なので中間は疲れを取って体調維持するため強い調教はしていませんし、追い切りは当該週の1本で十分です。馬添いが良くないところがあって併せると時計が出ませんし、中2週なので伸び伸び走らせました。調教では本気で走らない馬ですし、息が上がることもありません。

去勢してから体調面を含めて安定しない時期がありましたが、休ませて良いリフレッシュを出来たことが前走の好走に繋がったかと思います。展開に左右されるタイプではありますが、クリスチャンは極端にポジションを下げなくても脚を溜められるジョッキーなので、この馬に合っていると思います。あとは流れひとつだと思います。

最後のコーナーで外を回って脚を使うと切れ味が乏しくなるので、ある程度ペースが流れて隊列が長くなるのは良いと思います。良い末脚があって人気もある馬ですし、これからもっともっと応援してもらえればと思います」

ノンコノユメ

チャンピオンズCに向けて追い切りを行うノンコノユメ