【フェブラリーS】テイエムジンソク念願のG1制覇へ「よそは目に入っていない」

テイエムジンソク

最終追い切りを行ったテイエムジンソク

14日、フェブラリーS(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走東海S(G2)を逃げ切ったテイエムジンソク(牡6、栗東・木原厩舎)はCウッドコースでの最終追い切り。古川吉洋騎手を背に直線強めに追われ、82.3-66.0-51.1-37.9-12.3秒をマークした。

初のG1挑戦だったチャンピオンズCはクビ差の2着。今回は初の東京遠征でマイルの距離も初めて。管理する木原一良調教師にとっても念願の初G1制覇がかかる。追い切り後の一問一答は以下の通り。

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●「負けて悔いなしのレースに持っていくと思う」

-:テイエムジンソクを管理する木原調教師にお伺いします。まずは前走の東海Sを逃げ切りましたけれども、どんな競馬の内容だったでしょうか?

木原一良調教師:東海Sの時はちょっと休みを挟んだんで、いくらかテンションが高めだったんですけども、メンバー的に自分の競馬をすれば何とかなるのかなという状態だったんで、思ったとおりの競馬になって良かったなと思ってます。

-:そのレースから中3週空いてのG1競走になりますけれども、中間の気配はどんな感じできているでしょうか?

木:東海Sを使ったことでガス抜きができて馬も落ち着いて、今日も思った通りの追い切りでした。 ジョッキーを乗せると少しテンションが上がるんですけれども、馬体調整と、前回と同じ感じの調教です。

-:そのような調整の話もありましたけれども、最終追い切りはCウッドコースで古川騎手で行われましたが、手元の時計では82.2-12.3秒です。改めて時計面や動きの中身はどんな感じだったでしょうか?

木:悪くないと思いますよ。トモの入りもしっかりとしていて前もよく伸びていたので、まずまずかなと思っています。

-:まずまず思ったとおりの仕上げでいよいよフェブラリーSに向かいますが、今回関東への遠征が初となるんですけれども、このあたりに関してはどうでしょうか?

木:別に気にしてはいないですけどね。とにかく自分の競馬をするしかないんで、よそは目に入っていません。もう自分の馬だけですね。

-:いま先生からありました「自分の競馬」とは、具体的にはどんな感じの内容になったらいいんでしょうか?

木:たぶん、古川君は負けて悔いなしのレースに持っていくと思うんで、相手の出方次第で遅かったら行くだろうし、行く馬がいたら控えるだろうし、そこはもう任せています。

●母は短距離馬「距離が縮まるぶんには対応できる」

-:その中で今回、テイエムジンソクにとりますと、コース・距離・芝スタートと初ものづくしですけれども、これに関してはどんな見通しを立てていますか?

木:その3点は未知なんですけども、多分、大丈夫じゃないかなとは思っています。

-:その「多分、大丈夫」というのは、どのあたりをご覧になってその言葉が出てくるのでしょう。

木:先ほどもちょっと血統面で話したんですけど、お母さん自体が短距離で走ってた馬なんで、距離が縮まるぶんにはたぶん対応できると思います。

-:G1は2回目の挑戦になります。前回が惜しいクビ差の2着だったんですけれども、あと1つ順位を上げるにはどのあたりがポイントというふうにお考えでしょうか?

木:やることは全てやってきているんで、強くても勝てないのがG1なので、あと一つは僕と馬に運があるかないかかなと、思っています。

-:木原調教師にとって開業20年目初のG1制覇へ、多くの支持もあると思います。そんなファンの皆さんにメッセージをお願いします。

木:けっこうジンソクを応援してくれるファンの方がいっぱいいるんですよね。だから、ファンの後押しと追い風に乗って、何とか一つG1というタイトルを獲りたいなと思ってますんで、皆さんどうぞよろしく応援のほど、お願いいたします。

木原一良調教師

テイエムジンソクで初G1制覇を狙う木原師