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【天皇賞(春)】菊花賞2着後の放牧で馬が大変身したクリンチャー
2018/4/25(水)
三浦騎手を背に追い切りを行うクリンチャー
25日、天皇賞・春(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。
前走、阪神大賞典3着のクリンチャー(牡4、栗東・宮本厩舎)は、三浦皇成騎手を背に坂路で追われ、4F54.9-39.9-25.7-12.6秒をマークした。管理する宮本博調教師のコメントは以下の通り。
「(G1馬が4頭いた2走前の京都記念を振り返って)去年の菊花賞が終わったあと、大山ヒルズに放牧に出て、本当は有馬記念を使いたかったのですが、今年に賭けようということで1月4日に栗東へ帰ってきました。それで京都記念を使ったのですが、自分の想像以上に馬がいい仕事をしてくれました。この馬は不正駈歩(ふせいかけあし=前脚と後ろ脚で手前が違うこと)をする馬で、まだまだ馬が緩かったのですが、それが1月に帰ってきた時は不正駈歩をしないで、どういったレースをするのかと興味を持っていたのですが、自分の想像以上に走ってくれました。
(阪神大賞典は3着)さすがにG1馬4頭に勝って、阪神大賞典と気持ちで、馬にかなりの負荷をかけすぎたと反省しています。それで天皇賞は長距離仕様の仕上げで行こうと、馬主さんの理解もありまして、そういった調教をさせてもらいました。1月4日に来て3走目になるので、パターン的には2週前、1週前はコースでやって、当週は山(坂路)でやる、菊花賞のままのパターンでやろうと。先週で馬を仕上げて、今日は三浦くんに乗ってもらうという形で、今日は流すような追い切りでしたが、三浦くん自身もまぁまぁの感触を掴んでくれたみたいです。(三浦騎手は)武さんと同じでズブいイメージがあったようですが、この馬は1年間で別馬に変わったので、すごい馬ですねと言ってくれました。
(乗り替わりの経緯は?)武さんが騎乗停止になって、どうするのかと思いながらオーナーと相談して「オーナーが悔いのない乗り役さんを」ということで三浦くんに決まりました。三浦くんは好青年でこちらの話もよく分かってくれるので、当日グッドレースをしてくれると思います。
(京都コースは好相性)たまたまだと思います。これからは先は関東圏でも走ってくれると思いますし、たまたま京都で成績が出ているだけじゃないですか。持って生まれたスタミナは他の馬よりも優れていると思います。勝ってくれたら一番嬉しいですが、まずはいいレースをしてもらって、それで凱旋門賞へ行けたら最高だなと思います。ここに来て少しバタバタしましたが、100%の状態で競馬に出せると胸を張れますので、応援よろしくお願いします」
クリンチャーについて語る宮本博調教師
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