マイネル軍団の期待一心にアルママがデビュー「大人しくて扱いやすい」

アルママ

函館競馬場で撮影のアルママ 2歳ながら落ち着きはらった素振りが印象的だ

いよいよ開幕する札幌開催の開幕週。初日、芝1500mの2歳新馬戦には、2016年のセレクトセールで1億7000万円の超高額落札されたアルママ(牡2、美浦・畠山吉厩舎)が出走を予定している。

管理する畠山吉宏調教師は「マイネル、コスモ軍団の2歳馬ではずば抜けた存在感だったそうですよ。函館での1本目の追い切りを終えてもケロッとしていました」と評する。

そのイレコミようはトレーナーだけでなく、実戦で手綱をとる柴田大知騎手も3週連続で追い切りに騎乗。マイネル軍団の総帥・岡田繁幸氏も、函館の入厩日、初時計、札幌での最終追い切りと現地へ視察に訪れたほど。2012年のヴィクトリアマイルを制するなど大活躍の母の初子に、大いなる期待を寄せている。

「追い切った後もカイ食いが変わることもなかったですし、大人しくて扱いやすい子ですよ」とトレーナー。畠山吉厩舎といえば、ウインブライトも芦毛のルックスと実績で人気。同じ芦毛でも、ピンクがかった独特の毛色がアルママも、実績さえ伴ってくれば、厩舎の看板馬に負けない注目を集めそうだ。