【スプリンターズS】開業5年目の森田厩舎がGI初出走初勝利を狙う

森田直行

26日、スプリンターズS(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

開業5年目にして初めて管理馬をG1に送り出す森田直行厩舎は2頭出し。2走前にアイビスサマーダッシュで重賞初制覇を達成し、前走北九州記念で2着だったダイメイプリンセスは坂路で4F54.2-39.2-25.3-12.7をマーク。追い切り後に行われた共同会見での森田直行調教師のコメントは以下の通り。

【森田直行調教師のコメント】 「(開業5年、GI初出走)チャレンジャーの立場なので、気楽です。特に緊張はしていません。このインタビューのほうが緊張しています(笑)

(アイビスサマーダッシュを振り返って)1戦ごとに時計を詰めていましたが、こんなに速い時計で走れるとは思いませんでした。厩舎でのワンツーは信じられない気持ちです。

(ダイメイプリンセスの中間の様子は)さすがに若干疲れがありましたので、2週間ほど疲れを取ることに専念しました。去年と違って使うごとに筋肉が減らなくなりましたね。春に 1000mを中1週で使った時も、1度使ってもハリが落ちませんでした。だからずっと好走できているのかもしれません。イレ込みもマシになってきました。

(最終追い切りについて)使い込んでいるので坂路だけで、一杯にやりました。今日は馬場が重かったですし時計は大したことはないですが、動きは良かったと思います。坂路は終いまでしっかり走ってくれますね。いつも通りいい動きでした。

(ファンへメッセージ)夏に使い詰めても毎回一生懸命走ってくれます。今回も応援よろしくお願いします」


同じく森田厩舎の管理馬で前走セントウルS2着だったラブカンプーは坂路で4F54.8-39.9-26.0-13.6をマーク。追い切り後に行われた共同会見での森田直行調教師のコメントは以下の通り。

「(セントウルSを振り返って)直線の坂と重馬場を心配していましたが、克服してくれました。大したものだと思いました。

(中2週、中間は)この馬も使い詰めているので、一週間楽をさせて、あまり調教をやり過ぎないようにしました。疲れは今のところないです。前走使い詰めでプラス8キロ。昨日計ったらまた体重が増えていました。去年の夏も使い詰めてもへこたれなかったですし、なかなかいないですね、こういう馬は。

(追い切りの様子)使い詰めだから坂路でダイメイプリンセスと併せて一杯に追いました。今日は馬場が悪くて動ききれませんでしたが、いつものことですからね。気にしてないです。見た感じは良くないですが、芝では走ってくれる馬です。

(1200mでは全て3着以内です)スタートして行きたがるところはありますが、絡まれても最後まで一生懸命走ってくれる、なかなかいないタイプです。

(ファンへメッセージ)小さくてもタフな馬で、毎回一生懸命走ってくれます。皆さん応援よろしくお願いします」