【天皇賞(秋)】マカヒキ復活へ武豊「ワクワクしている。いい仕事したい」

マカヒキ

マカヒキに騎乗する武豊騎手

24日、天皇賞(秋)(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、札幌記念2着のマカヒキ(牡5、栗東・友道厩舎)は、坂路コースで最終調整。4F54.9-40.6-26.7-13.4秒をマークした。追い切り後に行われた共同会見での武豊騎手のコメントは以下のとおり。

【武豊騎手のコメント】
「(マカヒキの騎乗依頼を受けて)これだけの馬ですから、お話をいただいたときはすごく嬉しかったですし、ワクワクしました。なんと言ってもダービー馬で世代の頂点に立った馬。先々乗るチャンスがあるとは思っていなかったんですけど、よく見ていた馬なので、いつか乗るチャンスがあればいいなと思っていました。

(1週前追い切りに騎乗)さすがダービー馬というか、いい動きでしたね。乗り味も素晴らしかったですし、厩舎サイドから状態はいいと聞いていましたが実際に乗ってそう思いましたし、さらにレースが楽しみになりました。

驚くような印象との違いはなかったですけど、もう少しシャープな感じかなというイメージは持っていました。思ったよりもパワフルな感じでしたね。ルメール(騎手)ともいろいろ話をさせてもらって「それほど大きなクセはないと思う」と言っていたので、割と乗りやすいほうでした。

(東京芝2000mへのイメージ)距離もちょうどいいくらいかなと思いますし、東京はダービーを勝っていますからね。マカヒキにとっては非常にいい舞台じゃないかなと思います。今までのレースは、前半は自分のペースで走らせたほうがラストの脚が良いのかなという感じで、どう乗ろうというのは決めてはいないですね。

今回はちょっと展開がね。すごいメンバーが集まったんですけど、どの馬が逃げて、どの馬が2番手というのを想像しにくいかなという印象はあるので。そのへんはじっくり考えて、ゲートが開いてからもしっかり見極めて乗りたいですね。(東京芝2000mは)普通に考えると内枠が有利ですけど、そこはまだ何とも言えないですからね。

(今秋のG1は)3着ばっかりで、ルメールが1着ばっかりで……。今度は逆になりたいですよね(笑)。どのレースもベストを尽くして精一杯乗っていますし、今回は本当にいい馬に乗せてもらうことになったので、騎手としていい仕事をしたいと思います。(天皇賞は春秋あわせて14勝)秋の天皇賞は名馬といえる馬にたくさん乗せてもらって、いろいろなことがありましたね。いい思い出も、つらい思い出も。

(マカヒキの復活を待ち望む声が多い)それは感じますね。期待の大きさは感じています。(平成最初の天皇賞はスーパークリークで勝利)平成最後の天皇賞ですし、いつでも勝ちたいですよ。良いメンバーが揃いましたし、楽しみですね」

マカヒキ

坂路で追い切りを行ったマカヒキ