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【JBCクラシック】オメガパフューム安田翔師「精神的な成長。調教で動けるように」
2018/10/31(水)
31日、JBCクラシック(Jpn1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。
前走シリウスSで古馬を撃破し、重賞制覇を飾ったオメガパフューム(牡3、栗東・安田翔厩舎)は坂路コースで助手を背に4F52.7-38.9-25.8-13.2秒をマークした。追い切り後に行われた共同会見での安田翔伍調教師のコメントは以下のとおり。
【安田翔伍調教師のコメント】
「(厩舎初の重賞勝利となったシリウスSを振り返って)前々走のジャパンダートダービーも含めて、それ以前のレースで学習したことを発揮できて、シリウスSでもそれまでに経験していない馬群の中での競馬で結果も伴ったという意味では非常に収穫のあるレースでした。
(中4週開いて、中間の気配は)こちらが思っていたよりレースで体力を消化しきれなかった印象があり、レース後の落ち着き度合いもこちらが求めるよりも興奮している状態がありました。そのまま在厩してこのレースを目指すとなると気持ちの面をなだめる調整中心になりかねないので、そういう意味で2週間ほどグリーンウッドさんの方へ移動させて頂いて、気持ちのリセットをする意味でまた栗東の方へ移動させました。
(最終追い切りの内容や仕上がりは)先週末の追い切りの時点で、ある程度、体の方も仕上がっていましたし、気持ちの面も競馬に対して集中力が高まっている印象もありましたので、今日の調教自体は全体の時計はある程度やって負荷をかけつつ、終いにメリハリを利かせすぎて馬がエキサイトしすぎないようにというのを目的にやりましたが、予定通りの調教ができました。
(京都は新馬戦を快勝した時以来)本当に従順な馬ですので、新しい条件もこれまでクリアできているので、新馬以来とはなりますが、どの競馬場でやってもしっかりと能力を発揮できる馬です。あの子自身の能力を発揮する分には京都競馬場というのは心配していません。
(前走で初コンビを組んだ和田騎手との印象は)レース前もこちらのパフュームに対する印象も伝えましたし、和田ジョッキーの方からもこういう競馬はどうかという考えも一致していたので、そういう意味でその通りの競馬ができました。引き続き相談して、この馬の良さを引き出せる作戦をしっかり立てたいと思います。
(まだ3歳馬、夏を越して成長は)体の面ではずっと体重も大きく変わることもなく、見た目的には変わらないんですけど、競馬場に行った時の落ち着きやパドックで気持ちをコントロールできる面は以前はなかったことですので、精神的な成長が伺えます。坂路でもコースでももともと時計が出る方ではなかったんですけど、今では水準の時計は出るようになったので、こちらが外から見る以上に腱とか靭帯とか成長して強くなった結果、動けるようになったのかなと思います。
(初の中央開催、3歳馬が勝てばアドマイヤドン以来16年ぶり。ファンにメッセージを)初めて中央の競馬場で開催されるということで、その中でもクラシックを盛り上げることのできる1頭になれるように、当日までしっかりと管理をして出走させられるように努めて参りますので、JBCを盛り上げて頂けますようよろしくお願いします」
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