【エリザベス女王杯】連覇狙うモズカッチャン鮫島師「本当のアスリートになってきた」

鮫島一歩

連覇を狙う鮫島師

7日、エリザベス女王杯の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走の札幌記念で牡馬相手に3着のモズカッチャン(牝4、栗東・鮫島厩舎)は、助手を背に坂路で追われ、4F54.4-39.9-25.8-12.5秒をマークした。追い切り後に行われた共同会見での鮫島一歩調教師のコメントは以下のとおり。

【鮫島一歩調教師のコメント】
「(前走の札幌記念は最後方から3着でした)スタートは普通でしたが、結局最後方からの競馬で、4コーナーまで最後方、ダメかなと思いましたね。ハイペースだったのであそこから伸びてくれましたが、馬群を割って凄い脚で来てくれましたし、力をつけていると思いました。

(中間の様子)府中牝馬を軽い熱発で回避しましたが、その影響は今はなくて、その後順調に追い切りの本数を十分こなしていますし、問題ないと思います。

鮫島一歩

最終追い切りを行うモズカッチャン

(最終追い切りについて)今日はもう馬場のなるべくいい時間帯にやりました。相手が2歳でしたし、追走して最後は1ハロン12.5で上がってきたので、状態も動きも文句なかったです。

(連覇に向けてポイントは)こればかりはスタートしてみないと分かりません。ミルコにおまかせです。今までの好位でうまいレースをして買ってきた馬ですが、この前のような競馬もできますし、どんな競馬もできると思いますし、任せます。

(重い馬場で牡馬相手だった京都記念4着の舞台です)重い馬場は気にしませんし、昨年勝たせてもらった一番いいコースだと思います。

(昨年に比べて成長したと思うところ)本当のアスリートになったと感じています。最初は幼くて能力だけで勝っていましたが、最近は本当の選手というか、本当のアスリートになってきたと思います。体重はほとんど変化はないですが、つくべきところに筋肉がついて、本当にパワフルな馬体になりましたね。

(ファンへのメッセージ)昨年勝たせてもらって、今年は連覇を狙う立場ということで、本当に頑張ってほしいですし、皆さん応援してください」