【エリザベス女王杯】G1で2着4回リスグラシュー「成長しパワーアップしている」

宮内調教助手

リスグラシューについて語る宮内調教助手

7日、エリザベス女王杯(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走府中牝馬S2着のリスグラシュー(牝4、栗東・矢作厩舎)は坂路で最終調整。4F52.0-37.8-25.0-12.6をマークした。追い切り後に行われた共同会見での宮内調教助手のコメントは以下のとおり。

【宮内調教助手のコメント】
「(前走を振り返って)休み明けにしては状態も良かったですし、体重が示すとおり夏で成長はあったので、内容としてはあの馬自身はほぼ完璧なレースはしていると思うんですけど、やっぱり勝ち馬が強かったかなと思います。

(中間の気配)前走後は短期放牧に出して。まあいつもどうりのパターンで。そして帰厩しまして帰厩してからも具合はいいですね、飼い葉食いがすごく安定していて。先週けっこう時計は出したんですけど、時計を出した後も飼い食いが落ちないので、体調面に関してはすごく良いかなと思います。

(仕上がり具合)先週ある程度負荷をかけているので、今日は正直、サッとのつもりではあったんですけど、ジョッキーも完全に馬なりであの時計が出ているので、それだけ具合がいいのかなと思います。

(昨年のレースを振り返って)結果として、やっぱりスローペースが少し痛かったと思います。先行・内が残る馬場状態だったと思うので、あの馬に少しかわいそうな競馬だったかなと思います。

(距離はどうか)折り合いに関しては、レースに行けばそこまで心配はしていないですけど、あの馬はあまり器用な脚が使えないので、外回りの方が競馬しやすいのかなと思います。

リスグラシュー

坂路を抜群の手応えで登坂するリスグラシュー

(成長の中身はどのあたりに見て取れるか)乗った感じで、明らかに幅が出ましたよね。前走もプラスではあったんですけど、まだあれでも輸送でけっこう減っちゃっているので、それを考えたら京都の競馬はもう少しプラスでいけるかなと思うので、もう少しパワーアップしている姿を見せることができると思います。

(昨年よりかなりプラスの点があると)そうですね、馬自身も成長していますし、京都の馬場とかはあの子に合いそうなので、期待しています。

(鞍上J.モレイラ騎手だが)いままでも素晴らしいジョッキーが乗ってくださっているんですけど、モレイラ騎手はすごく馬を動かしてくれるようなイメージが僕個人はあるので、あの馬の新しい味を出してくれるんじゃないかと期待しています。

(ファンの皆さんへのメッセージ)G1で2着4回ですかね…、本当にタイトルを取らなければならない馬だと思うので、ここがチャンスだと思うので、応援よろしくお願いします」