【マイルCS】池江寿師が語る皐月賞馬・アルアイン距離短縮の狙い

池江泰寿調教師

アルアインについて語る池江泰寿調教師

14日、マイルチャンピオンシップ(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

昨年の皐月賞馬で、前走の天皇賞(秋)は4着だったアルアイン(牡4、栗東・池江寿厩舎)は坂路コースで最終調整。4F52.5-37.8-24.5-12.4秒をマークした。

追い切り後に行われた共同会見での池江泰寿調教師のコメントは以下のとおり。

【池江泰寿調教師のコメント】
「(天皇賞・秋は2番手から4着)2000mは本当にギリギリなんですけど、直線の長い東京コースはこの馬にとっては厳しい舞台だったと思います。その中でも4着というのは、全能力を出し切った結果だと思います。

(最終追い切りの狙いは)中2週ですので、そんなに速いタイムはいらないんですけど、坂路で併せ馬を行ったんですが、自然と馬なりで出たタイムなので状態が良い証拠だと思います。動きはさらに上積みがありますし、タイムも求めていなかったですけど無理せず出たので、さすがG1ホースだという内容だったと思います。追い切りの後の息の入りも早かったです。使われての上積みは大きいですね。

(シンザン記念以来のマイル戦)ジャパンカップや有馬記念は距離が長いので、適鞍がここなのかなと。若い時に1600mはよく走っていましたし、デビュー戦で乗ったムーア騎手が『マイルの適性は高い』と言ってくれていました。体にボリュームが出てマイラー体型になってきていますので、いきなりのG1で厳しいとは思いますが、マイル適性があるところを発揮できれば遜色のない結果は出ると思います。

アルアインも皐月賞を勝って以来、不甲斐ないレースが続いているので、ここでしっかり結果を出して応援してくださった皆様に恩返しをしたいと思っています」