【マイルCS】再び牡馬撃破へ アエロリット「リラックスして良い状態」

アエロリット

マイルCSへ向けて調整されるアエロリット

14日、マイルチャンピオンシップ(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、毎日王冠1着のアエロリット(牝4、美浦・菊沢厩舎)は、菊沢隆徳調教師を背に坂路コースで追われ、4F50.9-37.4-24.9-12.8秒をマークした。

【菊沢隆徳調教師のコメント】
「前走を使っていますし最終追い切りは気分良く走らせて、刺激は一切与えることなく駆け上がりました。現状では言うことはない仕上がりだと思っています。前走はさすがに馬場が良いなか速い時計で走りましたし、この馬のウィークポイントに疲れが見られましたが、レース後に放牧に出して回復が早かったのでホッとしています。リフレッシュして良い態勢で帰厩してきたなと思いました。次走については馬本位で考えて、回復具合やローテンション的に天皇賞秋では少し心配があったので、ここへ向かうことにしました。先週も今週もそうですけど、前走を使ってジョッキーにピシッとやられた影響か、馬にやる気のスイッチが入ってしまって調教が大変でした。あまり燃え過ぎると大変ですが、走ること以外は落ち着いていますしリラックスして良い状態です。

アエロリットには感謝の気持ちで一杯ですね。いつも一生懸命走ってくれますし、負けたとしても頭が下がる思いです。この子自身すごく成長してパワーも付いて体が大きくなっていますし、今回も相手どうこうというよりこの子自身が気分良く走ってくれれば良いのではないかと思っています。去年の秋華賞を使った頃はこの子自身力が付き切っていませんでしたし、道中で力んだり輸送でも若くて繊細なところを見せていましたが、今はその辺りは克服したかと思います。今は輸送前の雰囲気もカイ食いもあの頃とは違います。コース形態は違いますが、秋華賞で京都遠征を経験したことが今回生きればと思っています。枠順は気にしていませんが、みんなと一緒のスタートを切れれば自ずと前で競馬をしているのではないかと思っています」