【阪神JF】プールヴィル軽快に坂路4F52.1秒「まだまだ成長してくれる馬」

プールヴィル

阪神JFへ向けて調整されるプールヴィル

5日、阪神JF(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、りんどう賞1着のプールヴィル(牝2、栗東・庄野厩舎)は、助手を背に坂路で追われ、4F52.1-38.1-24.8-12.6秒をマークした。追い切り後の庄野靖志調教師のコメントは以下のとおり。

【庄野靖志調教師のコメント】
「(前走のりんどう賞を振り返って)デビュー戦、2走目とゲートのタイミングがもう一つという感じで、スムーズな競馬ができていなかったのですが、前走はゲートもうまく出てくれて、道中の折り合いも良かったし、位置取り、抜けてからの反応も良くて、凄くセンスのいい走りをしてくれたなと思います。休み明けとはいえ牧場で乗り込んでもらっていましたし、今回も少し間は開いていますが、十分やっていけると思います。

(レース後の馬の様子は?)前走から見ていても数字的にはそんなに変わってこないかと思いますが、少しずつ休みを入れることによって体もフックラしてきて、いい状態で帰ってきています。調教でもオンとオフがしっかりできる馬ですし、カイバもよく食べてくれて毛ヅヤもいいですね。小さい馬ですが、それを感じさせない大きな動きをする馬ですので、凄く楽しみにしています。

(最終追い切りの指示、内容は?)先週の坂路で51秒台の時計を出して、それでもまだまだ一杯一杯の時計ではなく、馬なりでの時計でしたが、それを踏まえても今週は一杯にならないように馬なりでしたが、時計も十分出ていますし、力強い動きだったと思います。この時期の2歳の女の子ですし、まだまだこちらから求めるものはたくさんあると思いますが、この馬なりに一生懸命走ってくれて、先を考えても期待している馬なので、まだまだ成長してくれる馬だと思います。このレースを含めて更に上昇していけたらと思います。

(秋山騎手とは初コンビ)特に話というわけではないですが、先週ゲート練習に乗ってもらって確認してもらっていますし、『乗りやすい馬ですね』と話していましたので大丈夫だと思います。(気になるのはゲート?)ゲートといってもタイミングが合わなかったのが1回、2回あったのですが、少し気の小さいところがあるので、できれば静かにスタートできればいいなと思っています。これまでは少頭数でしたが、今回はフルゲートで周りの馬も気になってくるかもしれないので、平常心でいてくれたらと思います。

(距離の1ハロン延長は?)前走のレースを見ていても抜け出してから手応えに余裕がありましたし、1ハロン延長はどうなるかと思いますが、期待を込めて見てみたいですね。(阪神コースは?)現状は特に問題ないと思いますし、これから来年の春に向けてもいい競馬をしていきたいので、この阪神を経験できるのはいいなと思います。

(レースへ向けての意気込みを)今回G1に使わせてもらいますが、来年の春に向けても期待しているプールヴィルですので、今回も頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」