【今週のコメント特注馬】前走は詰まって末脚不発…再度同条件で前進!

<現場取材でつかんだ!コメント特注馬>

●1月19日(土)中山12R 4歳上1000万下(芝1600m)
トータルソッカー(牡5、美浦・伊藤正厩舎)

前走(中山芝1600m戦)は最内枠スタートからラチ沿いを追走。直線で最内を突くも進路がなくなり、追えないまま5着に終わった。レース後騎乗した柴田善臣騎手も「直線で前がなかなか開かなかったのがもったいなかったです」と悔しい表情を浮かべていた。

ただ鞍上は「マイルでも切れる脚が使えますね」と話したように、キャリア30戦目にして初めての距離で鋭い伸びを見せた点は収穫だろう。2度目のマイル戦で再度内枠を引いた今回、スムーズなら勝ち負けも狙えそうだ。


●1月20日(日)中山8R 4歳上1000万下(ダート1200m)
ダイワスキャンプ(セ7、美浦・鹿戸雄厩舎)

前走(中山ダート1200m戦)の12月9日は時計が速く、前が止まりにくいダートだった。勝ち馬は4角2番手、2着馬は同3番手。中団を進んでの8着は仕方ないと言えるものだろう。

騎乗した三浦皇成騎手は「いつもより前目につけましたが、前が止まりませんでしたね。脚を使ってくれているものの……」とサバサバした表情で語っていた。外枠から外を回らざるを得ない展開も苦しかった。

今回は前走と同じ良馬場とはいえ、先週の中山ダートは時計がかかって差しも決まっていたことを考えれば、だいぶ条件は良化する。切れ味が通用する展開ならば巻き返しは十分可能だろう。


◆先週の結果
先週は推奨したタガノヴィッターが土曜の中山10R・初春Sで5番人気ながら3着。フェアウェルS6着から巻き返してみせた。騎乗したM.デムーロ騎手は「前が止まりませんでしたが、いいポジションにつけられましたし、いい競馬はできました」と振り返る。安定して力を発揮しているだけに、引き続き時計が掛かる良馬場なら狙っていきたい。

もう1頭の推奨馬であるビックリシタナモーは土曜の京都11R・羅生門Sで7着だったものの、前残りのペースに泣いてしまっただけで、上がり3F35.9と脚は使っている。更に一絞りできそうな身体つきだけに、叩き3戦目となる次走は更に状態を上げてきそうだ。