【フェブラリーS】充実一途インティ野中師「今までで一番順調」

インティ

フェブラリーSに向けて調整されるインティ

13日、フェブラリーS(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、東海S1着のインティ(牡5、栗東・野中厩舎)は、助手を背に坂路で追われ、4F53.0-39.0-25.0-12.1秒をマークした。追い切り後に行われた共同会見での野中賢二調教師のコメントは以下のとおり。

【野中賢二調教師のコメント】
「(東海Sを振り返って)スタート自体はそんなに速くなかったですが、二の脚が速かったので、自分でペースで作って、ユタカくんも絶妙のペースで逃げてくれました。この馬の強味である、上がりもしっかりまとめて、内容としてはほぼ完璧に近い強い内容だったと思います。

(2カ月半ぶりの前走を使って中3週)レース後、今までで一番ダメージがなかったので、すぐ立ち上げることもできましたし、中3週ですが今までで一番順調かなと思います。

(今日の追い切りの動きは)予定通りの時計で、最後の1ハロンだけある程度気持ち良く流そうかと。12秒1で来ていますし、動きも良かったと思います。

(初の関東遠征は)小倉へは輸送していますし、小倉への輸送時間の方が長いですから。輸送に関しては普段おとなしい馬なので、関東圏への輸送は心配していません。(コース適性は)距離自体、千六になるのは問題ないのかなと。芝スタートも跳びが軽い馬なので、芝スタートという点は気にはしていません。それよりも千六の激しい流れになった時にどうなのかという心配はあります。かなりメンバーも強力なので、前回よりはるかにレベルが上がりますから、そのあたりはやってみないと分かりませんし、枠順であったり、いろいろなところが絡んでくるのかなと思いますね。

(枠順の希望、作戦は)叶うなら偶数の外がいいかなぁ(笑)。枠が出てからになるのかなと思っているのですが、枠によってユタカくんと相談して、枠順によれば作戦の数は減ってしまうというところもありますし、枠順が出てから考えます。

(馬も野中調教師自身もJRAG1初勝利のビッグチャンス)その辺は全然意識していなくて、いい馬に巡り会えばチャンスはくるだろうと思っていますし、その辺に関しては自然体かなと思います。

(ファンへ意気込みを)こちらが思っているより強い勝ち方をしてくれますし、レースを使う毎に馬もしっかりしてきているのでね。なかなかこういう勝ち方をして上がってくる馬も珍しいですし、前回も重賞で心配しているところをあっさりクリアしてくれました。不安もありますが、期待もやはり大きいですし、レースまでにしっかり調整していきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

野中賢二調教師

インティを管理する野中賢二調教師