【QE2C】波に乗るウインブライトは1番枠!「1枠で最高です」と畠山師

畠山

1番ゲートを引き当てた畠山吉宏調教師

25日、日本時間28日(日)に香港のシャティン競馬場で行われるクイーンエリザベス2世Cの枠順が発表された。

前走の中山記念で強豪を完封し波に乗るウインブライト(牡5、美浦・畠山吉厩舎)は1番枠を引いた。これについて管理する畠山吉宏調教師は「真ん中より内が良かったので1枠で最高です。中山の1800mより1コーナーまでが短いので内側のアドバンテージを生かしたいです」と笑顔を見せる。

本日の調教はディアドラ同様シャティン競馬場で曳き運動のみとなったが、畠山吉調教師は「今回、ウインブライトの香港遠征にあたって、香港ジョッキークラブに馬とスタッフを含めて大変良くしていただき、ありがたいチャンスを与えていただいたと思います。まだまだ5歳になっても成長し、馬体重も増加し、パワーアップして、今年の成績が出ていると思います。最終追い切りは芝コースで日本から松岡騎手も来て芝の感触、コース形態など確認してもらいました。何の問題もなく来ているので、残り数日ですが、うまく調整してレースに臨みたいと思います」と、すでに終えた最終追い切りから手応えありの様子。

今回も鞍上は松岡正海騎手。「このレースに関しては日本馬が昔から参戦して、いい成績を挙げた馬もいますし、コースの形状、距離もウインブライトに適性があると思い、このレースを選択しました。この馬に関しては1戦を除いて全て松岡騎手が手綱を取って、普段の調教からこの馬に跨がって携わってくれているので、この馬のことを一番知っているというジョッキーということで松岡騎手で挑戦しようと思いました」と、師は鞍上に全面的な信頼を寄せる。

レースについて畠山吉調教師は「他の日本馬2頭は日本でG1タイトルをとっていますし、格としたらウインブライトより上の馬ですが、ウインブライトも力を付けてその馬たちに追い付いてきたなという感触があるので、初めての香港でもいいレースができると思います」と強気の姿勢を崩さない。

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共同会見に臨む畠山師