【オークス】無敗の戴冠目指すラヴズオンリーユー「大きな夢を見させてくれる」と矢作師

ラヴズオンリーユー

15日、オークス(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走忘れな草賞1着馬で、初めてのG1挑戦となるラヴズオンリーユー(牝3、栗東・矢作厩舎)は、坂路で4F54.7-40.2-26.2-12.8秒をマークした。管理する矢作芳人調教師のコメントは、以下の通り。

【矢作芳人調教師のコメント】
「(前走を振り返って)中間の状態から、まだ本調子にないと思いましたが、メンバー的に能力通りなら勝てると思っていました。期待通りの内容でした。

(どれくらいのデキだったのか)6分、7分とこれまでも言っていますが、本当にそのくらいで、使って状態を上げていこうと思っていました。

(道中頭を上げるそぶりも見られました)まだまだ馬が若い影響もあります。キャリアも浅いですからね。

(これまでの3戦を見て)3戦とも期待通り、期待以上ですね。本当にいいレースを見せてくれています。ファンの皆さんと同じく、大きな夢を持っています。

(中間の様子)予定通りノーザンFしがらきに放牧に出し、リフレッシュさせて3週間前に厩舎に戻しています。順調です。

(1週前追い切りについて)実質的な最終追い切りという気持ちでやりました。動きは見ての通りのよさでしたし、非常にレベルの高い併せ馬ができたと思います。

(今朝は坂路で単走でした)今日は指示としては馬なりと言いますか、"楽走"という指示で、騎乗した(坂井)瑠星も上手く乗ったと思います。

(状態について)非常に順調にきています。あとは身体ですね。相手も強いですから、上積みがないと勝負にならないと思っていますし、実際上積みはかなりあると思います。

(馬体重について)忘れな草賞より多少減ると思います。白菊賞の時より減らないでほしいです。カイバは食べていますが、なかなかまだ身につかないので。前々日の金曜日に東京競馬場へ輸送します。

ラヴズオンリーユー

(ライバルとの力関係について)それは分かりません、やったことがないですから(笑)。もちろん期待はしていますが、こればかりはウチの馬が強いとは言えません。もちろん期待していますが、皆さんが感じるように課題も多いので、今回はチャレンジャーとしてベストな状態で出すだけです。

(初めての左回り、初めての距離について)馬というのは元々左回りのほうが得意ですから。問題ないと思います。不安に思っていません。距離については最終的に2000mくらいがベストになると思いますが、非常に心肺機能の高い馬なので大丈夫だと思います。多頭数の経験がないので、揉まれたりせず、スムーズなレースをしてほしいです。

(スタンド前発走について)忘れな草賞もそうでしたからね。ミーティングして、今回はファンファーレが終わるまでメンコを着けて、そこで外す予定です。

(兄のリアルスティールとの共通点)似ているのは成長が遅く、しっかり歩けない点ですかね。質のいい筋肉は似ています。リアルスティールより上だと思っています。

(ファンへ)入厩した時から非常に大きな夢を見させてくれるだけの動きをしてきた馬ですし、期待は大きいですが、同時に課題も多いので、ワクワクドキドキしていますが、なんとか先々に夢が繋がるようなレースをしてほしいですね。応援よろしくお願いいたします」

ラヴズオンリーユー