松山弘平 夏のリーディング初奪取へ21鞍「獲れるものなら獲ってみたい」

松山弘平

松山弘平騎手が夏の小倉リーディングへラストスパート。現在、14勝を挙げて、2位(福永祐一騎手)とは2勝差。最終週は、土日21鞍のラインナップで夏を締めくくる。

「現在1位ということで、そのまま獲りたいという気持ちはあります。デビューから夏はずっと小倉で乗せていただいていていますし、去年は2位だったように、まだ獲ったことがないですから。冬は獲ったことがあるけれど、獲れるものなら獲ってみたいという思いはありますね」

昨年は14勝で2位タイだった夏の小倉。今年は1週目には7勝の固め打ち、JRA通算600勝を達成、先週も4勝を挙げるなど、安定した活躍を続けている。年々、厳しい暑さの中での競馬になるが騎乗数も88鞍でトップ。体力面での充実も著しい。

「日々、移動して馬に乗っていますし、トレーニングもしていますし、その積み重ねだと思いますね。特に夏だから、という秘訣はないのですが、今年は去年に比べたら涼しかったですね(笑)」と言いのける。

コース別でみると、好成績が光るのはダート1700m。今夏は(6-1-3-11)で勝率28.6%、2度に1度は馬券圏内の高確率を誇る条件。日曜7R(ヒロノセンキン)、10R(オンザロックス)などは記者も注目だ。

「あまり気負わずに1頭、1頭良いレースをして、1つでも多く勝てるように頑張りたいなと思いますね。その結果、リーディングになれたら、なお良いな、というくらいの気持ちで、あまり意識し過ぎず」。来年で30歳を迎える11年目。新たな勲章を手に飛躍を狙う。

  • 松山 弘平
  • (まつやま こうへい)
  • 1990年3月1日生まれ
  • [初免許年] 2009年
  • [所属] 栗東・フリー
  • [JRA初騎乗・初勝利] 2009年3月1日1回小倉8日目1Rトミケンプライマリ(1着/16頭)
  • [2019年度成績] 555戦57勝
  • [生涯成績] 8169戦603勝