【オールカマー】更に充実!「完成の域に近づいている」ウインブライトが秋緒戦へ

美浦

状態は8割5分というウインブライト(左)

18日、オールカマー(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、クイーンエリザベス2世カップ1着のウインブライト(牡5、美浦・畠山吉厩舎)は、松岡正海騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.7-54.0-39.9-12.4秒をマークした。

【畠山吉宏調教師のコメント】
「1週前追い切りをしっかりやっていますし、最終追い切りは楽々走ってきた感じで前半はなだめながら入っていってコントロールも許容範囲内でした。今回は放牧先で乗り込んできませんでしたが、馬も追い切りをやり出すと競馬が近づいていることが分かっているのか、休み明けでも8割5分くらいの状態まではきていると思います。

去年の秋頃から馬が成長していましたし、前走からは肉体的にも精神的にも大きな変わりはありませんが、気負っていませんし良い雰囲気です。得意の中山ですが、今回は外回りですし距離も少し長くなるのでその辺りがどうかも、こなしてくれるのではないかと思っています」

【松岡正海騎手のコメント】
「1週間前追い切りをしっかりやっているので、最終追い切りは併せ馬でレースに向かうような形でやりました。あまり稽古をやると気持ちが乗り過ぎてしまいますし、目標のレースまで少し時間もあるのでここで仕上げ過ぎないように気を付けました。

去年と比べて弱さが抜けて逞しくなってきましたし、気持ちの面でも男らしくなって風格が出てきましたね。だいぶ完成の域に近づいていると思います。ベストは1800、2000くらいと思っていて2200は若干長いかという感じがしますし、オープンクラスになると適性が研ぎ澄まされてくるので楽ではありませんが、馬のレベルが上がっているので超越してくれるのではないかと思っています。

外を回しても内を通っても競馬ができるように作ってきましたし、レースでの課題はもうありません。なかなかこういう馬はいませんよ。前走はゲートボーイを気にしたところがあってスタートはそれほど速くありませんでしたが、今回も行きたくはないので出遅れるくらいでちょうど良いかと思っています。

あまり道悪になるとどうかですが、稍重くらいならこなせると思います。今回は結果というよりも、この先のG1に向けて体調を上げていく競馬ができればと思っています。去年の秋初戦は馬の状態がもうひとつでしたし、2年前の秋初戦は古馬との初対戦でもそれほど離されていませんでしたからね。

休み明けは走らないというイメージを持たれているかもしれませんが、それを払拭したいです。この馬のことを任せてくれているオーナーサイド、調教師に恩返ししたい気持ちで乗ります」

美浦

順調に調整されているクレッシェンドラヴ

●前走、七夕賞2着のクレッシェンドラヴ(牡5、美浦・林厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F65.8-51.2-37.8-12.3秒をマークした。

【金子助手のコメント】
「前走後は放牧に出て、帰厩後も順調にきています。1週前追い切りは内田騎手に乗ってもらって終いしっかりやって、最終追い切りは併せ馬でやりました。手前の替え方もスムーズでしたし、上手くギアチェンジができていました。切れるタイプではありませんが、パワータイプなので雨で道悪になっても問題ありません」