【JBCクラシック】歴史に残る叩き合い、制したのはチュウワウィザードと川田将雅騎手!

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11月4日(月)、浦和競馬場10Rで行われた第19回JBCクラシック(Jpn1)(3歳上 定量 1着賞金8000万円 ダート2000m)は、川田将雅騎手騎乗の1番人気・チュウワウィザード(牡4、栗東・大久龍厩舎)が道中4番手を追走すると早めに先頭に立ち、追い上げるオメガパフュームとの長い叩き合いをハナ差制して優勝した。勝ちタイムは2:06.1(重)。

ハナ差2着に2番人気・オメガパフューム(牡4、栗東・安田翔厩舎)、3着には4馬身差で6番人気・センチュリオン(牡7、浦和・小久保智厩舎)が続いた。

勝ったチュウワウィザードは父キングカメハメハ、母チュウワブロッサム、母の父デュランダル、いとこにチャンピオンズCなどを勝っているルヴァンスレーヴ(牡4、美浦・萩原厩舎)がいる血統。

昨年2月にデビューすると安定感抜群の走りで出世を重ね、昨年末の名古屋グランプリで初重賞制覇。今年に入ってもダイオライト記念、平安Sを勝利し、前走の帝王賞ではオメガパフュームの2着だった。これでデビューから13戦全てで3着以内というほぼ完璧な戦績を残している。

馬主は中西忍氏、生産者は安平町のノーザンファーム。

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1着 チュウワウィザード(川田騎手)
「ほっとしています。最後は際どい着差で勝ったかわかりませんでしたが、なんとか勝っていてよかったです。スムーズなスタートで、行く馬をみながら、リズムよくいけました。一戦ごとに成長しながら、JBCを勝つことができました。総合力の高い馬だと思います。ようやくG1にたどり着けたので、これからより一層頑張りたいです」

2着 オメガパフューム(デムーロ騎手)
「タイミングが悪かったです。馬の頭が下がったところでゴールができたと思ったけど、結果的にはもう一完歩でした。初めての浦和で、小回り。あまりうまく手前を替えられていなかったですし、最後も左にモタれてました」

3着 センチュリオン(森泰斗騎手)
「もうちょっと内がほしかったですね。ずっと外を回らされてました。それでも、前にくらいついて、いい走りはしてくれましたよ」

5着 ストライクイーグル(吉原寛騎手)
「理想の位置はとれました。早めに動こうと覆ったのですが、中央馬の勢いが良かったですし、交わされると馬に怯むところがありました。それでも、直線ではしぶとく伸びているし、やはり活躍できるだけの馬だと感じました」

6着 ワークアンドラブ(笹川翼騎手)
「自分の競馬はできましたし、馬も頑張ってくれました。こちらがビックリするくらい、乗る度に馬が良くなっています。馬体はまだ若々しいですし、交流重賞でもやれるだけの手応えは感じました。現状の走りはできたと思います」

7着 ロードゴラッソ(藤岡佑騎手)
「前回が芝スタートということもあってか、頭をつきそうになるくらい、スタートでバランスを崩してしまいました。本当ならばチュウワウィザードの後ろをとりたかったのですが、序盤にリズムを崩したことで競馬になりませんでした。型にハマれば強いのですが、まだ経験が浅く、モマれ弱いところがでてしまいましたね。ペースアップしたところで苦しがってモタれてしまいました」

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