【阪神ジュベナイルF】少数精鋭は自信の表れ?リアアメリア送り込むノーザンFの思惑とは

リアアメリア

今年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)は、ある『異変』が起きている。ジャパンCの「11頭出し」ほか毎週のようにG1レースに多くの出走馬を送り出し、先週のチャンピオンズCまでJRA・G1を7連勝中のノーザンファーム生産馬が3頭しかいないのだ。

阪神JFもノーザン軍団の独壇場と言えるレースの1つ。過去10年でノーザンF生産馬が7勝。ノーザンF生産馬が馬券に絡まない年はほとんどないといっていい。近年も以下のように猛威を奮っている。

▼ノーザンF生産馬の出走数と結果(近3年)

2016年(出走4頭)
2着 リスグラシュー(2人気)★

2017年(出走5頭)
1着 ラッキーライラック(2人気)★
2着 リリーノーブル

2018年(出走6頭)
1着 ダノンファンタジー(1人気)★
2着 クロノジェネシス
3着 ビーチサンバ

2017年はワンツー、昨年は1~3着を独占した。中でもノーザンF生産馬で最上位人気の馬(★印)は2連勝中で、連対率100%と抜群の成績だ。

今年も賞金的には出走可能な馬が多くいながら、参戦するのはオータムレッド、リアアメリア、レシステンシアの3頭だけ。同じく3頭出しだった2015年はメジャーエンブレムが1番人気に応えて勝利を挙げた。少ない頭数でも勝算アリという自信の表れかもしれない。

リアアメリア
【中内田調教師のコメント】
「前走後は在厩して調整を続けてきました。1週前にジョッキーに乗ってもらってしっかりめにやりました。今週は調整程度でいいだろうと思って、CWコースで4Fだけ時計を出しました。順調にこれたと思います。今回は多頭数の中でどんな競馬ができるかが鍵ですね」