【フェブラリーS】毎年馬券になる条件をクリア!一角崩しならコレだ!

アルクトス

今年のフェブラリーステークス(G1、ダ1600m)は2強ムード。昨年の優勝馬インティが連覇を成し遂げるのか、モズアスコットが芝・ダート両方のG1を制すのか。注目が集まります。

ただ、2020年になってから人気馬がバンバン馬券圏外に飛んでいますね。今年最初のG1ですから、頼りになる軸馬は捕まえておきたいところでしょう。

実はフェブラリーSには簡単な攻略ポイントがあります。ズバリ「5歳馬」です。過去5年で計8頭が3着以内に来ていて馬券率は38.1%。5歳馬から組み立てるのが最も有効と考えられます。

今年出走する5歳馬は意外と多くありません!タイムフライヤー、モジアナフレイバー、ミッキーワイルドなど個性派揃いの中、最も注目するべき存在はアルクトス(牡5、美浦・栗田徹厩舎)でしょう。東京ダート1600mは4戦無敗。左回りのダ1400~1600mは7戦して6勝、2着1回という生粋の"サウスポー"です。

調教内容も抜群です。この馬はこれまでも美浦のウッドやポリトラック、ダートなどコース主体の追い切りを行ってきましたが、今回も最終追い切りをポリトラックで追い切る"好走パターン"。しかも一杯に追われる僚馬(古馬3勝クラス)を馬なりで圧倒する圧巻の動きを見せました。

ダートで全く底を見せていないアルクトス。冒頭で挙げた2強相手にアッと言わせるシーンがあっても全く驚けません。

田辺裕信騎手のコメント
「前走は、本調子かなと思うような状態での出走でしたが、思った以上に頑張ってくれました。強いメンバーと戦えてきたことがフロックではない、と思いました。前走の前の1週前追い切りでもうひとつ動き切れていない感じがあったので、今回は早めから乗って感触を掴みたいと思っていました。

今はもう成長段階ではないので大きく変わることはないと思いますが、良い状態で安定しています。元々良い馬だと思っていて、体質の弱さもあって大事に使われてきましたが、よくここまで成長してきてくれましたし最初の感触は本物だったんだなと思います。スタートが上手なことと、長く脚を使えることがこの馬の武器だと思います。

東京マイルは実績が出ていますし、1400でも勝っているのでペースが速くなっても対応できるかと思います。乗り方を決め付けずどういう状況になっても走れるように、逃げていた馬をあえて砂を被せてみたりいろいろな経験をさせてきましたし、それが生きればと思います」