【宝塚記念】上半期の総決算に豪華メンバー集結!

昨年は紅一点だったリスグラシューが差し切りV

昨年は紅一点だったリスグラシューが差し切りV


昨年は逃げる1番人気キセキの後ろを追走した3番人気リスグラシューが最後の直線で鋭い伸びを見せ、2着に3馬身差をつける完勝劇で史上4頭目となる牝馬による宝塚記念制覇を達成した。今年も有力牝馬を含む実力派が顔を揃え、夏のグランプリを盛り上げる。

ファン投票2位(106,401票)のラッキーライラックが大阪杯優勝から約3ヶ月振りに姿を見せる。今年に入って中山記念2着→大阪杯1着とローテーションは問題ないが、夏場の出走は新馬戦以来となるためやはり体調は気になるところ。最終追い切りの動き、気配に注目だ。

ファン投票3位(84,412票)のサートゥルナーリアも参戦を表明。精神的に不安定な面が見られるが、前走の金鯱賞を見れば能力の高さは疑いようがない。最も注意して確認したいところは、レース当日のテンション。そこに至るまでの調整過程など、陣営のコメントは見逃せない。

他にファン投票上位勢からは、6位クロノジェネシス、7位キセキ、8位ワグネリアン、10位ブラストワンピースが出走を予定している。各馬G1勝ちを収めているように実績は十分。近況を含めた勢いが好走のカギを握りそうだ。

上記の実績馬で決まっても何の不思議もないが、18年のワーザー、ノーブルマーズ、15年のデニムアンドルビー、ショウナンパンドラなど10番人気以下で馬券圏内へ入った近年の好走馬を思い浮かべると、今年も同様の存在が出現する可能性は否定できない。コース適性、暑さの耐性、道悪の巧拙なども検討して、出走馬を様々な角度からチェックしておきたい。