【朝日杯フューチュリティS】近年はより短距離色強い馬が有利!?

昨年はサリオスが無敗のG1制覇を果たす

昨年はサリオスが無敗のG1制覇を果たす


昨年は、1番人気サリオスが好位追走から最後の直線で早めに先頭に立ち、そのまま押し切る強い内容でG1制覇を成し遂げた。2017年より中山・芝2000を舞台とするホープフルステークスがG1に昇格した影響もあり、より短距離、マイラー色の強いメンバーが集まりやすくなっている。

昨年の王者サリオスが歩んだステップレース、サウジアラビアロイヤルカップの勝ち馬ステラヴェローチェがG1制覇を狙う。初戦は逃げ、前走は差しと違う勝ち方をおさめており、キャリア僅か2戦ながら幅広いレースができた点は強みと言えるだろう。約2ヶ月振りの実戦をどのような状態で迎えるか注目したい。

重賞勝ち馬3頭も楽しみな存在だ。新潟2歳ステークスを好位抜け出しで危なげなく制したショックアクションは、約3ヶ月半の休み明けが課題になるか。中間の追い切りの動きをチェックしておきたい

デイリー杯2歳ステークス1着以来となるレッドベルオーブは、阪神マイル2歳レコードタイムで走った反動がないか気になるところ。調教過程を確認しておく必要があるだろう。関西圏からの輸送がありながら14キロ増で臨んだ京王杯2歳ステークスを制したモントライゼは、初のマイル戦への対応がカギになりそうだ。1200、1400と結果を出してきて、今回更に1ハロン延長されてどのような走りを見せるか興味深い。

他にも重賞好走歴のあるホウオウアマゾンなども一発の魅力を秘めていそうだ。

近5年を振り返ると、2016年を除いて1番人気馬は馬券圏内にきており、信頼度はなかなか高いといえる。上位人気馬と人気薄1頭で決まるパターンも起きやすいため、相手選びは幅広く考えておいた方がいいだろう。