ひと息入れたことがプラス いい状態で臨めそうです【柴山雄一コラム】

柴山雄一

名馬、名手の里・笠松競馬から2005年にJRAへ移籍。美浦を拠点に活躍を続けるいぶし銀ジョッキー。不惑を迎えた現在、G1の頂きを目指し、奮闘する騎手人生、騎乗哲学を綴ります。


先週は小倉でタイキスパルタンに騎乗させていただきました。休み明けで多少、太い面があったものの、最後は粘りを欠いてしまいました。流れにこそ乗れていましたが、マクってきた馬がいた上に、狭いところに突っ込んでこられたことで馬もムキになってしまっていました。

現状でこの距離は少々長いのかもしれません。リズムを考えると、1400mくらいの方が良さそうです。このクラスでもやれる手応えがあっただけに悔しい結果です。

今週は土曜の阪神でキングオブザナイルに乗せていただきます。昨年12月以来になりますが、具合はイイですね!今週の追い切りは多少馬場が悪くなった中でも終いまでシッカリしていましたし、何よりひと息入れたことがいい方向に働いています。当時は連戦で馬もピリピリしていて、精神的な余裕もありませんでしたからね。

前走も勝ち馬に突かれる不本意な形になってしまったものの、それでも粘っていましたし、当時の勝ち馬も先週にまた勝ち上がっていたようですからね。改めて期待しています。

今週は水曜のトレセンは雪が凄かったです。ただ、馬場を整備してくれていたおかげで。思っていた程気にならずに乗ることができましたよ。

そして、先日は新規騎手免許試験の合格者が発表されましたね。田口貫太騎手はご両親が笠松競馬の元騎手でもあり、見守っていきたい存在です。